『3月のライオン』神木隆之介が新生活に悩むファンへ真摯にアドバイス、藤原さくらは後編主題歌を弾き語りで生披露

映画『3月のライオン』GYAO!presentsスペシャルイベントが15日に都内で開催され、神木隆之介と後編主題歌を歌う藤原さくらが登壇した。

3月のライオン

羽海野チカ原作の人気コミックを実写映画化した本作は、幼い頃に両親と妹を交通事故で亡くし、孤独を抱え、すがりつくように将棋を指し続けてきた17歳のプロ棋士・桐山零が、同じ下町に住む三姉妹との出会いや数々の対局から人生を取り戻していくさまを描く。神木隆之介をはじめ、有村架純、倉科カナ、染谷将太、清原果耶、佐々木蔵之介、加瀬亮、高橋一生、中村倫也、尾上寛之、伊藤英明、豊川悦司らが出演し、新たに伊勢谷友介が川本3姉妹を捨てた放蕩な父親・誠二郎として参戦する。監督は『るろうに剣心』シリーズの大友啓史が務める。

主人公・桐山零を演じる神木は前編公開の反響を「友達から『見たよ』『将棋に興味が湧いた』という連絡があって嬉しい。身近な人から聞く声も嬉しいですね」と報告。後編主題歌「春の歌」を歌う藤原も「友達や家族、仕事で会った人たちから『早く後編が見たい』と言われる。私も一ファンとして楽しませてもらっているので『わかる!』と返しています」と広がりを実感している様子。そんな藤原が歌う「春の歌」に神木は、「空を見上げたくなるような声をしていて、曲調も温かく、映画が終わった後も温かい気持ちで劇場を後にできました」と思い入れ深い感想を述べた。

この日は観覧客から「新生活を迎えての悩み」を募集。20歳の女子大生からは「将来の夢や目標が昔からない。就職活動も不安」という切実な悩みが。スタートからヘビーな相談に神木は「一言では…ちゃんと話し合いたいですね。それで解決したい。僕らが気軽に答えるには荷が重い」と戸惑いつつも、「僕自身も新しい環境に挑むのは不安ですし、新しいことに自ら挑戦するのは怖いです。途中でやめたことだってあります。でも挑戦して続けることでその先にある可能性が見えてくる。色々な事をやってみるのが一つの手。とりあえずやってダメだったら引き返すことも可能です。よかったらやり続ければいい。僕自身未だに怖いです。でもそういった不安を乗り越えてほしいですね」と自らの経験を踏まえてアドバイスした。

藤原も「少しでも興味を持ったらやってみる。それだけでも前に進めるはず。私も大学生の歳で今から色々と挑戦したいこともあって、それを探している段階。同じ悩みだと思うので、詳しく話し合いたい」と自らに寄せて言葉を紡いでいた。

3月のライオン

トークイベント終盤には、藤原による「春の歌」の弾き語りサプライズも。温かみの宿った透き通る歌声が会場を優しく包むと、神木は「映画を見た時の気持ちが鮮明に思い出されました。本当に素敵」と大絶賛。藤原は「緊張で変な汗が出ました」と照れつつも、「私も温かいです」と笑わせていた。最後に神木は「後編はこれから何かを始めようと思っている方、色々な事で闘っている皆さんに見ていただきたいです。皆さんの心に寄り添えるような作品になっていたら嬉しい」と後編公開への想いを明かし、イベントを締めくくった。

映画『3月のライオン【前編】は大ヒット公開中、【後編】は4月22日より全国公開

【CREDIT】
監督:大友啓史
主演:神木隆之介 有村架純 倉科カナ 染谷将太 清原果耶 佐々木蔵之介 加瀬亮 伊勢谷友介 前田吟 高橋一生 岩松了 斉木しげる 中村倫也 尾上寛之 奥野瑛太 甲本雅裕 新津ちせ 板谷由夏 伊藤英明/豊川悦司
原作:羽海野チカ「3月のライオン」(白泉社刊・ヤングアニマル連載)
制作プロダクション:アスミック・エース、ロボット
配給:東宝=アスミック・エース

©2017 映画「3月のライオン」製作委員会

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