映画『ピーチガール』初日舞台挨拶が20日、都内・丸の内ピカデリーにて行われ、山本美月、伊野尾慧、真剣佑、永野芽郁、監督の神徳幸治が登壇した。
累計発行部数1,300万部を超える上田美和の同名少女コミックを、山本美月×伊野尾慧(Hey! Say! JUMP)W主演で実写化した本作は、見た目は派手だけど中身は超ピュアな女子高生・安達ももが、とある勘違いから学校一のモテ王子・カイリに一方的にキスをされ、学校中の噂になったことから巻き起こるドタバタ恋愛模様を描く。もも役に山本美月、カイリ役に伊野尾慧、真面目で硬派なさわやか男子・とーじ役に真剣佑、最強の小悪魔・沙絵役に永野芽郁が名を連ねる。
大歓声で迎えられたキャスト陣。「ギャルっぽいけど、超ピュア」なヒロイン・もも(山本)、「チャラそうだけど、真面目?」な学校イチのモテ王子・カイリ(伊野尾)など、メインキャラクターそれぞれにギャップがあるということから、各キャストに対し「誰が一番イメージとのギャップがあったか?」との質問が。
伊野尾は「撮影時はちょっとぽっちゃりしていたのに、公開初日に向けてどんどん痩せましたよね!」と神徳監督を挙げる。神徳監督は「15キロくらい痩せましたね。この映画を撮っていて、みんなのキラキラしている姿を見て、恋したいなと思って(笑)」と笑いを誘っていた。
続けて山本が、真剣佑に対して「(撮影時に比べて)ガタイがよくなった!」と笑顔。真剣佑は「10キロくらい変わりました!」とその変化を認める。そんな真剣佑は「とても大人っぽくなったと思います!」と永野の名前を挙げ、永野は「とても人見知りの方なのかなと思いましたけど、撮影中は意外といっぱいお話できました!」と伊野尾のギャップを明かした。
また、「もし自分がももだったら、カイリととーじどっち派?」という質問が投げかけられ、山本は「誠実なとーじ」と即答。もともと、とーじが好きだったという永野だが「自分が元気が無い時に外に連れ出してくれる姿を見て、カッコいいな!と思いました」と完成した作品を鑑賞後に“カイリ派”となったことを明かした。
今回、W主演として撮影時からプロモーションまでともに支え合ってきた山本と伊野尾。しかし、事あるごとに自身が演じたカイリではなく“とーじ派”と山本が答えていたことから、それを横目に見ていた伊野尾は「公開初日までには“カイリ派”にしてみせる!」と意気込んでいたものの残念な結果に。
そんな伊野尾が、用意していたとっておきの秘策を披露。伊野尾が演じるカイリが、パティシエを目指す役ということにちなみ、劇中に登場する超豪華なケーキをサプライズで山本にプレゼント。カイリがももの幸せを願って作るケーキを、伊野尾自らデコレーションにも参加して再現した。「映画が大ヒットしますようにという思いと、みんなへの感謝の気持ちを込めて作りました」と伊野尾がその想いを語ると、会場からも大きな拍手が沸き起こる。そこであらためてケーキをプレゼントされた山本へ、“カイリ派”か“とーじ派”かを聞くも「とーじ派」と即答され、見事に玉砕。悔しそうにする伊野尾の姿に場内は爆笑に包まれた。
サプライズを受けた山本から、カイリの女装姿を描いた自作イラストを伊野尾へプレゼント。感謝の気持ちを込めて山本が描き上げた可愛らしいイラストに、伊野尾は「スゴく嬉しい!自分がサプライズするものだと思ったら、まさかサプライズをされるなんて!」と、笑顔いっぱいに喜びをあらわした。
最後にW主演の2人が「僕にとっては初めての映画で、初めての主演、一度しか無いこの初めてがこのキャスト、スタッフさんとの『ピーチガール』でほんとに良かった」(伊野尾)。「1年前の撮影からようやく公開初日を迎えて、今日からこの『ピーチガール』はみなさんのものです。なんだか本当に嬉しくて泣きそうなんですが、みなさんが育ててくれればと思います」(山本)と挨拶し、イベントを締めくくった。
映画『ピーチガール』は全国公開中
【CREDIT】
出演:山本美月 伊野尾慧(Hey! Say! JUMP) 真剣佑 永野芽郁
原作:上田美和「ピーチガール」(講談社「別冊フレンド」刊)
監督:神徳幸治
配給:松竹
公式サイト:http://peachgirl-movie.jp
©2017「ピーチガール」製作委員会 ©上田美和/講談社