趣里主演『生きてるだけで、愛。』2018年秋公開、菅田将暉や仲里依紗ら共演

本谷有希子原作「生きてるだけで、愛。」の映画化が決定した。趣里が主演を務め、菅田将暉、仲里依紗が共演。2018年秋に公開されることがわかった。

生きてるだけで、愛。

本作は、どうしようもない寂しさを抱え、自分をコントロールできない女・寧子と、他人と距離を置き本音で向き合おうとしない男・津奈木の2人を中心とした、過激で滑稽、そして切実な愛の物語。

主人公・寧子役に趣里、寧子の恋人・津奈木役に菅田将暉が扮するほか、津奈木の元恋人で寧子に津奈木と別れるよう執拗に迫る安堂役の仲里依紗に加え、田中哲司、西田尚美、織田梨沙、松重豊、石橋静河らが共演する。

本谷有希子による原作小説の映画化は『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』(吉田大八監督)、『乱暴と待機』(冨永昌敬監督)に次ぐ3作目となる。監督は、TOYOTA、資生堂といった企業CMや、AKB48やMr.ChildrenなどのMVなどを手掛けてきた映像ディレクター・関根光才。本作が長編映画監督デビューを飾る。

2018年1月5日に都内近郊にてクランクインし、現在は映像を撮り終え編集作業中だ。

趣里 コメント


お芝居を始めてから、本谷有希子さんの世界の中に入りたいと思い続けてきました。毎日の仕事や生活の中で、時には壁にぶつかり、今まで味わった事のないような感情に振り回された事もありました。もう人間が嫌い、いやでもやっぱり愛したい…

そんな事の繰り返しでしたが、この作品の寧子という役を生きた事で今、私自身が救われたような気がしています。観てくださった方々にたとえささやかでも、人生は美しいと感じる事ができるようなそんな希望の光が届けられたら嬉しいです。この作品と出会えた事、関根監督、スタッフの皆さん、共演者の方々とひとつになって過ごした濃密な撮影の日々に感謝しています。届きますように。

菅田将暉 コメント


生きている僕たちは
日々色んな人に出会う。色んな事が起こる。

喜んだり怒ったり色んな気持ちが生まれる。その色んな気持ちをどうするのかが問題で 人に言えないこと
表情に出したこと我慢したこと
共有できたこと

言ったけど伝わらなかったこと 起こった出来事、場所、時間、人
自分にしかわからないものだらけで自分だけが感じていることだらけ
ただそんな中、無条件で見入ってしまうものがある言葉に出来ない美しいもの

もう一度見たいあの景色 もう一度触れたいあの感触もしかしたら僕も
その言葉に出来ない美しいものが
ただただ欲しいだけなのかもしれませんそんなに特別じゃない日々を
大事にしたいと思える映画だと思います宜しくお願いします

仲里依紗 コメント


このタイミングでこの映画に出演することができ、とても光栄に思います。安堂という役は、表現の仕方が独特な女性だったので、最初はとても難しく感じました。撮影前に自分なりの安堂像を監督にお話しさせていただき、監督のイメージと照らし合わせて作り上げることができたと思っています。この作品に少しでも爪痕を残せていたら幸せです。

原作者:本谷有希子 コメント


23歳の頃の作品です。私が今まで作ってきたものの中で、 一番いろんな人々に刺さった作品かもしれません。監督が最後までブレずに、やりたいことをやらかしてくれれば、と思います。登場人物達の生きづらさや面倒臭さ、ずるさ、しょうもなさを関根監督がどう映像で表現してくれるのか、楽しみにしています。

監督・脚本:関根光才 コメント


本谷有希子さんの躍動的な原作に出会い製作に至ったこの作品は、エキセントリックで激しい気性の女性の葛藤と、一見無反応に見えるその彼氏を描いていますが、そこには普遍的なテーマがあります。誰しも、人と違っていて、その違いを抱きしめながら生きているということ。趣里さん、菅田将暉さんはじめ魅力的な俳優たちと作るこの映画が、今に刺さる映画になることを信じています。

映画『生きてるだけで、愛。』は2018年秋公開

【CREDIT】
出演:趣里 菅田将暉 田中哲司 西田尚美/松重豊/石橋静河 織田梨沙/仲里依紗
監督・脚本:関根光才
原作:本谷有希子『生きてるだけで、愛。』(新潮文庫刊)

(C)2018『生きてるだけで、愛。』製作委員会

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