絶賛公開中の映画『グレイテスト・ショーマン』より、『ラ・ラ・ランド』に引き続き、アカデミー賞とゴールデングローブ賞のW受賞を2年連続で果たすという快挙へ王手をかけているベンジ・パセックとジャスティン・ポールが手掛けた楽曲の一部が公開された。
実在の人物P.T.バーナムの野心と想像力にインスパイアされた本作のストーリーは、空想家のバーナムが何もないところからアイデアと野心でショービジネスを立ち上げ、世界中でセンセーションを巻き起こした一大スペクタクルを作り上げるまでを描く。『レ・ミゼラブル』『LOGAN/ローガン』のヒュー・ジャックマンが主人公P.T.バーナムを演じるほか、ミシェル・ウィリアムズ、ゼンデイヤ、ザック・エフロン、レベッカ・ファーガソンが共演する。
本作の主人公P.T.バーナムは、19世紀半ばのアメリカでショービジネスの原点を築いた伝説の興行師。妻への一途な愛を糧に夢を追いかけた彼は、差別や偏見の中で立ち尽くしていたエンタテイナーたちにスターになれる場所を提供し、エポックメーキングなショーを創造したことで知られている。
そんなバーナムのドラマティックなサクセスストーリーを彩るのは、全9曲のミュージカル・ナンバー。「ミュージカル・ナンバーを完成させるにはほぼ3年かかった。歌を削ったし、新しい歌を付け足した」とパセックは苦労を明かす。
曲が出来上がり配役が決定すると、パセックとポールはブロードウェイの舞台公演のようなリハーサルを始めた。「キャストは1度に3時間歌い続け、最高のパフォーマンスの中でもベストなものを手にすること、それにスクリーンにあふれるよう見事なエネルギーを伝えることを目標としていた」とパセックの言葉を裏付けるように熱のこもったリハーサルシーンが到着した映像で映し出される。
日本の人気漫画「NARUTO -ナルト-」のハリウッド実写映画化でも監督に起用されている期待の新鋭マイケル・グレイシーは「僕がこの映画で最も誇りに感じていることの1つは音楽だ。頭に残る音楽なんだ。もし彼らがやった仕事じゃなかったら、この映画はなかったね」と本作完成には彼らの音楽が必要不可欠であると明かす。
「バーナムは時代の寵児だ。生きた音楽でないとね」とパセックは、バーナムの精神が音楽にも反映されていることを明かす。バーナムを演じたジャックマンは、そんなパセックとポールが作り出した音楽について「素晴らしいミュージカルとは、素晴らしい音楽のことだ。登場人物たちが先へ進み、成長していると感じるからこそ、人はそれぞれ曲に感情移入できる。この映画は人生について、もっと楽しい気持ちにさせる上で、完璧な作品だ」と絶賛している。
映画『グレイテスト・ショーマン』は全国公開中
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