『君の名は。』『秒速5センチメートル』など新海誠監督作品で知られるコミックス・ウェーブ・フィルム制作の新作『詩季織々』より、特報映像とビジュアルが解禁となった。
本作は、中国の3都市を舞台に、失したくない大切な思い出を胸に、大人になった若者たちの、過去と今を紡いだ3つの短編(「陽だまりの朝食」「小さなファッションショー」「上海恋」)からなる珠玉の青春アンソロジー。
特報は、各物語の主人公にとって失いたくない大切な思い出となる重要なシーンが登場し、コミックス・ウェーブ・フィルムが得意とする詩的にして鮮麗な風景描写が見事に映し出された余韻あふれる特報となっている。
特報の解禁にあわせて、4月28日(土)よりムビチケの発売が予定され、先着購入特典が“オリジナルミニクリアファイル”に決定した。
「陽だまりの朝食」
監督自らの思い出を、ノスタルジーたっぷりに詩的に描く
【テーマ:食】北京で働く青年シャオミンは、ふと故郷・湖南省での日々を思い出す。祖母と過ごした田舎での暮らし、通学路で感じた恋の気配や学校での出来事…子供時代の思い出の傍には、いつも温かい、心のこもったビーフンの懐かしい味があった。そんな中、シャオミンの祖母が体調を崩したとの電話が入る。
「小さなファッションショー」
CGチーフとして長年に渡り新海作品を支え続けてきた竹内良貴の劇場公開初監督作
【テーマ:衣】広州の姉妹、人気モデルのイリンと専門学校生のルル。幼くして両親を亡くした2人は、共に助け合いながら仲良く一緒に暮らしていた。しかし、公私ともに様々な事がうまくいかなくなってきたイリンはついルルに八つ当たりしてしまい、2人の間には溝ができ、大喧嘩をしてしまう。
「上海恋」
変わりゆく上海の街並みに思い馳せ、淡い初恋を瑞々しく繊細に描いた『秒速5センチメートル』のオマージュ作
【テーマ:住】1990年代の上海。石庫門(せきこもん)に住むリモは、幼馴染のシャオユに淡い想いを抱きながら、いつも一緒に過ごしていた。しかし、ある事がきっかけとなり、リモは石庫門から出ていき、お互いの距離と気持ちは離れてしまう。そして現代、社会人になったリモは、引っ越しの荷物の中に、持っているはずのないシャオユとの思い出の品を見つけるのだった。
映画『詩季織々』は2018年夏、テアトル新宿ほか公開
©「詩季織々」フィルムパートナーズ