『祈りの幕が下りる時』BD/DVDが8月2日リリース、阿部寛、溝端淳平、福澤克雄監督からコメント到着

映画『祈りの幕が下りる時』のBlu-ray&DVDが8月2日(木)にリリースされる。

祈りの幕が下りる時

原作は、ベストセラー作家・東野圭吾がデビュー当時から描き続けており、現在10作が刊行されている刑事・加賀恭一郎を主人公としたシリーズ。阿部寛演じる日本橋署に異動してきた鋭い洞察眼を持つ凄腕の刑事・加賀恭一郎が、謎に包まれた殺人事件の真犯人を探すというサスペンス要素と、様々な人との触れ合いを通して謎を解明していくヒューマンドラマ要素が話題に。“新参者シリーズ”完結編では、未だ明かされていない謎“加賀の母の失踪”が明らかになる。

加賀恭一郎役の阿部寛をはじめ、加賀の従兄弟で警視庁捜査一課刑事・松宮役の溝端淳平、加賀の父親を看取った看護師・金森役の田中麗奈、加賀と確執のある亡き父・隆正役の山﨑努らレギュラーキャストが本作でも続投。新たに、女優で演出家の浅居博美役で松嶋菜々子が出演する。監督を「華麗なる一族」「半沢直樹」「下町ロケット」などの大ヒットドラマを演出した福澤克雄が務める。

豪華版には、メイキングやイベント集を収録した特典DISCが付属するほか、封入特典としてシリーズを総まとめできるブックレットが封入される。

阿部寛 コメント


映画を観た人からは、泣けたという感想を沢山聞きました。「新参者」シリーズ開始から7年、加賀恭一郎が、今作をもって日本橋署を去り、シリーズファイナルを迎えました。こういう役をこれだけ長く演じることは今までになく、自分も好きだし、周りの人も好きだと言っていただけるので、私自身思い入れの深い作品です。今回も人形町で撮影をしているのですが、やはり人形町に戻ると、皆さん当時のままで迎えてくださって、すごく応援してくださっているので、すっと馴染めた気がします。さらに琵琶湖、仙台と雄大なロケを交えながら、福澤監督にドラマチックな映像を作っていただきました。

初めて共演した松嶋菜々子さんは、素晴らしい女優さんで、本当に助けられました。加賀は父親との間に確執があるんですが、今回の話では母親のことも初めて描かれ、さらにそのことが捜査にも絡んでくるという展開です。断ち切れない親子関係、父との確執、母親のこと、様々な謎が解けます。誰もが何かのきっかけで犯罪に走ってしまう。そんな人間の弱さをテーマにしていて、加賀がその人の悲しみも背負いながら紐解いていく。ただ犯人を捕まえて終わるのではなく、犯人の心も解決していく。観終わった後も前向きな気持ちが残り、後味のいい作品です。是非、多くの方に観て頂きたいと思います。

溝端淳平 コメント


劇場公開を経て、ありがたいことに反響は僕のまわりでも大きかったです。シリーズを通して観てくれていた方、はじめてシリーズを観られる方からも共通して、親子の愛に心を揺さぶられたという感想が多かったです。公開されてから日本橋付近の映画館はいつも満杯で見終わった後にロケ地を巡る方々もいたそうです。改めて地域の方々に愛され支えられてきた作品なんだ、と感慨深いものがありました。加賀恭一郎とのシーンはどのシーンも緊張感と阿部さんへの全幅の信頼感であふれていました。そこにまた福澤監督が力強く導いて下さったので僕にとってはとても贅沢な時間でした。

特に印象的なのは捜査会議のシーンです。撮影の何ヶ月前にもかかわらず、本番さながらのリハーサルはもはやリハーサルの空気でありませんでした。物語の序盤の大事なシーンですので、僕も気合を入れて臨んだのですが、それでは足りないぐらいの熱量がリハーサル室にはありました。全編通してそうですが、現場を大事にする福澤さんの空気が劇中にもにじみ出ていると思います。劇場には劇場で観る良さがあり、Blu-rayやDVDで観る良さもまたあると思います。皆さんの好きな時に好きなだけこの作品を堪能して貰えれば幸いです。

監督:福澤克雄 コメント


僕は映画監督になりたくて、この世界に入りました。映画をやるとテレビの良さもわかるし、テレビに戻ると映画の良さもわかる。映画はやはりとても面白いです。今回、一番気をつけたのが、泣けるや感動するの前に2時間を飽きさせないことでした。映画はテレビと違って逃げられない。お金を払って、劇場の空間に入れられて、目の前にスクリーンしかないわけですから。つまらないものを観せられたら苦痛でしかない。それは観客の一人としていつも思うことです。それが、少しはうまくいったかなと思います。是非、DVDで確かめて頂ければと思います。

映画『祈りの幕が下りる時』Blu-ray&DVDは8月2日(木)にリリース

(C)2018映画「祈りの幕が下りる時」製作委員会

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で