木城ゆきと原作のSF漫画「銃夢」をハリウッドで実写映画化した『アリータ:バトル・エンジェル』のティザービジュアルが解禁となった。
舞台は数百年先の未来。<アイアン・シティ>のスクラップの山の中で意識を失った状態で発見されたサイボーグの少女アリタ(ローサ・サラザール)はサイバー・ドクターのイド(クリストフ・ヴァルツ)によって助け出される。目を覚ましたアリタだが自分の過去も、自分がいる世界についての記憶も一切ない。ある時自分が持つ並外れた戦闘能力に気付き、自らの出生の秘密を見つけようと決意する。
主人公アリータ役のローサ・サラザールをはじめ、クリストフ・ヴァルツ、ジェニファー・コネリー、マハーシャラ・アリらが出演。脚本・製作を『ターミネーター』『アバター』なので知られるジェームズ・キャメロンが担当し、監督は『シン・シティ』『スパイ・キッズ』のロバート・ロドリゲスが務める。
到着したビジュアルでは、荒廃した瓦礫の中から、サイバー医師イドに拾われ蘇ったサイボーグの少女・アリータをクローズアップ。過去の記憶を全て失っていたアリータは、父親代わりのイドや友達に見守られて成長するが、ふとしたきっかけで、自身が300年前に失われたテクノロジーで創られた「最強の兵器」だということに気付いてしまい、キャッチコピーが示すように、“戦士として覚醒める”姿が描かれる。
アリータの力強いまなざしからは、闘いに挑む決死の覚悟がうかがえ、さらに原作でも描かれるように頬に血のようなものを機械の指でなぞっており、既に戦闘モードであることがわかる。彼女が見据える視線の先には、いったい何が待ち受けているのか?
さらに、アリータの肌質や、まつ毛、目の虹彩に至るまでCGとは思えないほどリアル且つ、繊細に表現されており、キャメロンが世界に衝撃を与えた『アバター』での最新鋭CGを駆使した映像を超える<究極の映像体験>を予感させる。
先日開催されたニューヨークコミコンで、キャメロンからメガホンを託されたロバート・ロドリゲス監督が「これほどまでの大きな予算を掛けた作品への挑戦に興奮したよ。私の仕事は、キャメロンが創り上げた世界を実現することだ。彼にも“『アリータ:バトル・エンジェル』はジェームズ・キャメロン作品だ”と思ってもらえると思う」と自信の程を明かした。
構想に20数年も費やし、大切に紡ぎ出された物語は「少女が自分の衝撃的な過去に気づき、運命に向き合っていく成長物語でもあるんだ」と執筆したキャメロンが、アリータのドラマにフォーカスしたことを明かす。
さらにキャメロンと製作パートナーで、全世界歴代興行収入1位・2位を独占し続けている『アバター』、『タイタニック』も共に手掛けた本作のプロデューサーのジョン・ランドーも「目を奪うスペクタクルを描いていても、その核となるキャラクターの感情は決して忘れてはいない。彼女が経験する発見の旅を、観客が経験することで、彼女に触発されると思う」と感情をしっかり描いていることに自信を覗かせ、誰もがアリータの心に寄り添えると語っている。
映画『アリータ:バトル・エンジェル』は2019年2月22日(金)より全国公開
© 2017 Twentieth Century Fox Film Corporation