塚本晋也監督の新作『斬、』のポスタービジュアルが完成した。
『鉄男 TETSUO』『野火』などを手がけ、俳優としても活躍する塚本晋也が初の時代劇に挑む本作。監督、出演、脚本、撮影、編集、製作を務めた完全オリジナル作品。物語の舞台は、250年にわたり平和が続いてきた国内が、開国するか否かで大きく揺れ動いていた江戸時代末期。江戸近郊の農村を舞台に、時代の波に翻弄されるひとりの浪人と彼に関わる人々を通して、生と死の問題に迫る。
文武両道で才気あふれる浪人を池松壮亮が、浪人の隣人である農家の娘を蒼井優が演じる。共演に中村達也、塚本晋也、オーディションで多数の候補の中から抜擢された映画初出演の新人・前田隆成などが脇を固める。
「なぜ人は人を斬るのか」という観る者に問いかけてくるシンプルで強いコピーと、時代の波に翻弄される主人公の池松壮亮と蒼井優のたたずまいが新たなビジュアルとなっている。
また、『シェイプ・オブ・ウォーター』でヴェネチア国際映画祭金獅子賞やアカデミー賞作品賞などに輝いたギレルモ・デル・トロ監督が、自身のツイッターで「塚本晋也の『斬、』。サムライを兵器として描き、刀で斬ることの理由を問う残忍な寓話。パンクな『鉄男』シリーズにも通じる作品に込められた強烈なテーマ性。」と絶賛している。
KILLING by Shinya Tsukamoto. Brutal fable about the Samurai as weapon- the purpose of the sword. Of a piece-thematically- with his punk Tetsuos. pic.twitter.com/4NIGOVVst5
— Guillermo del Toro (@RealGDT) 2018年10月8日
映画『斬、』は11月24日(土)よりユーロスペースほか全国公開
(C)SHINYA TSUKAMOTO/KAIJYU THEATER