受け継がれる“スパイダーマン”のスピリット、製作陣が『スパイダーバース』語るプレゼンテーション開催

10月27日、28日に開催されたパリおよびロンドンのコミコンにて『スパイダーマン:スパイダーバース』(2019年日本公開予定)のプレゼンテーションが行われた。

スパイダーマン

同イベントには、監督のボブ・ペルシケッティ、ピーター・ラムジー、ロドニー・ロスマンの3名が登壇し、新映像を披露。各国から集まったスパイダーマンファンたちから歓喜で迎えられた。

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本作の主人公となるのは、ニューヨーク・ブルックリンに住む少年マイルス・モラレス。時空がゆがめられたことにより、様々な次元のスパイダーマンが一同に会する世界で、スパイダーマンシリーズで知られるピーター・パーカーが師となり、マイルスが一人前のヒーロー=スパイダーマンになれるよう導いていく。

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監督のボブ・ペルシケッティは主人公の少年マイルス・モラレスについて、「彼は(ピーター・パーカーとは)全く違った存在で、両親もいるし、叔父もいる。これまでのスパイダーマンとは違い、家族にサポートされているんだ。ヒーローとしては珍しい存在だよね。でも最終的には、ピーター・パーカーが過去にしてきたような経験を、彼も辿っていくことになる」とマイルスの本作での立場を語る。

また、同じく監督のピーター・ラムジーは「マイルスはまだ幼く、人と違う個性に悩んでいる普通の少年だよ」と語る。蜘蛛に噛まれてスパイダーマンの力を得たことにより、彼はより大きな世界へと連れ出され、たった一人闘うことで一歩前に踏み出していく。そこで「世界には自分と同じような能力のある人たちがいることを知り、彼らとの絆を深めていくんだ」とコメント。作品の中ではマイルスとピーター・パーカーの関係性が重要なものとして描かれる。

「マイルスの世界にピーターが存在し、“恐れや不安に打ち勝つ”というスパイダーマンのスピリットをピーターから受け継ぐんだ」とボブ・ペルシケッティはファンに本作の見どころを語った。

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さらに本作品のコミコンでのプレゼンテーションに加えて、ロンドンではグラフィティ・トンネル・イベントも開催。実際にロンドンの街中にあるトンネルの壁を使い、グラフィティ・キングスと呼ばれるアーティスト集団によって、映画をテーマにしたグラフィティ・アートを展開。そこへ3名の監督と、マイルス・モラレスの声優を担当するシャメイク・ムーアも駆け付け、ファンや取材陣たちとの交流を楽しんだ。

映画『スパイダーマン:スパイダーバース』は2019年に公開

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