神木隆之介×浜辺美波×中村倫也が共演、今村昌弘によるミステリー小説「屍人荘の殺人」映画化

今村昌弘によるミステリー小説「屍人荘の殺人」の映画化が決定。主演に神木隆之介、共演に浜辺美波、中村倫也を迎え、2019年に公開されることがわかった。

屍人荘の殺人

物語の舞台は、山奥に佇むペンション。主人公の葉村と、その先輩・明智は、謎の女子大生探偵・剣崎に誘われ、大学生サークルの夏合宿に参加し、そこに宿泊する…。と、ここまではミステリーにはよくある展開だが、そこから主人公たちは“想像を絶する”状況に遭遇する。ペンション内で起こる止まらない連続殺人に、逃げ場のない恐怖。閉ざされた“異常”な空間で、探偵たちが体力と知能と命を削り合うさまが描かれる。

主演の神木隆之介が演じるのは、ミステリー愛好会に所属し、強引な「探偵たち」に翻弄される大学生・葉村譲。さながらワトソンのごとく探偵の助手として立ち回り、前代未聞・絶体絶命の状況に立ち向かう。浜辺美波は、卓越した推理力で警察からも信頼され、主人公たちを前代未聞の謎へと誘う女子大生探偵・剣崎比留子役。中村倫也は、主人公たちが通う神紅大学の中で“神紅のホームズ”の異名をとり、神木演じる葉村を振り回すミステリー愛好会の会長・明智恭介を演じる。

監督には、ドラマ「99.9 -刑事専門弁護士-」シリーズをはじめ、『劇場版 ATARU』『警部補 矢部謙三』シリーズを手掛けた木村ひさし。脚本には、『TRICK』シリーズをはじめ、ドラマ「MR.BRAIN」、「金田一少年の事件簿」シリーズと、推理もの脚本に定評のある蒔田光治が参加する。

神木隆之介 コメント


大ヒットミステリー原作の映画化ということで、プレッシャーはとても大きいですが、それよりも、どのように映像化していくのだろうという楽しみの方が大きいです。木村監督とは3年振りにご一緒させて頂きます。久しぶりに木村組の一員として芝居が出来ること、大変嬉しく思っています。浜辺さんとは、初めて共演させていただきますが、今からとても楽しみです。中村さんは2度目の共演になりますが、今回はがっつりご一緒出来ますし、安心して臨みたいと思います。緊張していますが、良い作品をお届け出来るよう、精一杯頑張ります。

浜辺美波 コメント


出演のお話を頂く前から原作を読んでいて、大好きな作品だったので、まさか自分が出演することになるとはと、とてもご縁を感じ、その世界に入れることへの喜びで今から胸がワクワクしています!探偵役は初めてのチャレンジですが、ミステリー小説好きとしてずっと憧れていた役なので、とても嬉しい気持ちと身の引き締まる思いを感じています。神木さんとは初めてご一緒するので今からとても楽しみですし、中村さんのきめ細かいお芝居を今回もたくさん学び吸収できたらいいなと思っています。

中村倫也 コメント


小学生時代から「完全犯罪は成立するのか?」などと1人で妄想にふけっていた僕にとって、明智恭介という男はどこか親近感のある、魅力的な人物です。自分の「枝分かれした別の未来」なつもりで、しっかりと軽やかに演じられればと思います。また過去に共演させていただきその才能と人柄に大きく惹きつけられた神木くんと浜辺さんと、またご一緒できることが楽しみで仕方ありません。2人は真面目なので、最上級の準備をしてくることでしょう。僕も負けじと刺激を与えられるように、頑張りたいと思います。

木村ひさし(監督)コメント


かんばんは。木村ひさしです

「犯人は誰なのか」

僕は普段、ミステリー作品を演出する時には、最後までお客様がそう思える様に考え撮影しています。原作を頂いた時に思った事は、この作品はそれらには当てはまらないかもしれないという事。「屍人荘の殺人」で考えるべき事は「犯人は誰なのか」ではなく「犯人は何者なのか」。この作品が完成した時に、それが達成出来ていたら、この作品は間違いなく、僕の代表作になると思っています。神木さん、浜辺さん、中村さん。そして、スタッフと共に「犯人は何者なのか」、追求していきたいと思います。

※冒頭の「かんばんは」は誤字ではなく、「99.9 -刑事専門弁護士-」でも使用されたダジャレの一つです。

今村昌弘(原作者)コメント


刊行以後各種のミステリランキングや本屋大賞のノミネートなどで格別の評価をいただいた『屍人荘の殺人』ですが、まさかデビュー作が映画化になろうとは思いも寄りませんでしたし、神木さん、浜辺さん、中村さんといったキャスト名を聞いた時は思わず耳を疑いました。また監督の木村さんや脚本の蒔田さんら名チームの手によって『屍人荘』がどんな進化を遂げるのか、今から楽しみでなりません。皆様よろしくお願いします。

映画『屍人荘の殺人』は2019年に全国東宝系にて公開

(C)2019『屍人荘の殺人』製作委員会

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