累計120万部を誇る唐々煙の大ヒットコミックシリーズ「曇天に笑う」を、主演・福士蒼汰、監督・本広克行の初タッグで実写映画化される。この度、曇天三兄弟の次男・空丸を中山優馬、三男・宙太郎を若山耀人が演じることが発表された。
原作は、月刊コミックアヴァルス(マッグガーデン)にて連載され、TVアニメ化、舞台化もされた人気作。物語は、明治維新後の滋賀県・大津を舞台に、300年に一度蘇る巨大な力を持つ大蛇復活を阻止すべく立ち上がる曇神社曇家三兄弟の活躍を描く冒険活劇。彼らの前には、復活の鍵となる「大蛇の器」の発見と破壊を目的とする明治政府右大臣・岩倉具視の直属部隊・犲、大蛇の力を求める最強の忍者集団・風魔一族が立ちはだかる。
曇家三兄弟の長男で、曇家第14代当主であり「大蛇の器」を宿す主人公・曇天火を、時代劇映画初主演の福士蒼汰が演じる。監督を『踊る大捜査線』シリーズの本広克行が務める。次男・空丸役の中山優馬は、本作で初めて本格時代劇アクションに挑み、内心では兄を慕い、その存在をいつかは超えたいと悩んでおり、物語の行く末を大きく左右する難しい役どころを演じる。
中山は「時代劇と現代劇が混ざった世界観に面白いなと思いました。ファンタジーな要素や、男の憧れでもあるアクションなども入っていてその中の愛情、友情に感動しました」と原作の世界観に魅了された様子。6月21日よりクランクイン、舞台となる滋賀県を始めとしたロケについて「みんな仲良く、いい距離感で進んでいるのですごく雰囲気は良いと思います。やりやすい楽しい現場です」と語り、福士との初共演に「頼れる座長です。人としても周りへの気配り、現場での姿勢など尊敬しています」と充実感をのぞかせた。
また、本格時代劇アクション初挑戦に「アクションはとても楽しいです。オロチ討伐というエンタメを想像しながら共通認識を持ちながら作品を作るというのは本当に楽しいです。兄貴を越えたい一心でアクションを頑張っています」と意気込み。さらに、「止まっていても汗が出るので暑さとの戦いですね。みんなそれぞれの武器があるのでアクションはやってても見てても特殊で楽しいです」とコメントを寄せている。
若山耀人が演じるのは、三兄弟の末っ子・曇宙太郎。長兄である天火のことが大好きで、彼の言うことであれば何でも聞く。まだ子供で甘えん坊ではあるが、持ち前の足の速さを武器に、獄門所から逃れようとする囚人の捕り物も手伝う。
映画『曇天に笑う』は2017年全国公開
【CREDIT】
原作:唐々煙「曇天に笑う」(マッグガーデン刊)全6巻+外伝
監督:本広克行 脚本:高橋悠也
主演:福士蒼汰、中山優馬、若山耀人 ほか
配給:松竹 公式サイト:donten-movie.jp
©唐々煙/マッグガーデン