『アナと雪の女王』『ズートピア』のディズニー・アニメーション最新作『モアナと伝説の海』が2017年3月10日より全国公開される。この度、本作の日本語吹替を夏木マリ、尾上松也が務めることがわかった。
ラプンツェルやアナ&エルサといった人気ヒロインたちを贈りだしたディズニー・アニメーションの新たなヒロインは、好奇心に溢れた海を愛する美しい少女”モアナ”。幼い頃に海と“ある出会い”をしたことから海に選ばれたモアナが、“心”を失ってしまった世界を救うために、悩みながらも自分の進むべき道を見つける大冒険に挑む。監督を『リトル・マーメイド』『アラジン』を手がけたロン・クレメンツ&ジョン・マスカーが務める。
今回発表されたのは、モアナ の良き理解者であるタラおばあちゃん役の夏木マリ、伝説の英雄マウイ役の尾上松也の2人。相棒としてモアナを支え、一緒に冒険をする伝説の英雄“マウイ”。尾上は声優初挑戦にして、神に与えられた巨大な釣り針でどんな生き物にも姿を変える変身の達人で、冒険のカギを握るキャラクターを演じる。
モアナを支える仲間たちの日本版声優が発表される中、まだ発表をされていない主人公モアナ役の声優にも注目が集まる。尾上は「ようやくご本人にお会いさせていただいた時は鳥肌が立ちましたね。まさに“日本のモアナ”というくらい見た目も雰囲気もモアナそのもの。アメリカ(字幕版)のモアナ役の声優の方と同様に、ピュアな感じと透き通る歌声!」と絶賛。モアナの歌声を聴いた夏木は「素直な声の中に色々な質の音があって、羨ましかったです。本当に素敵でした」とコメントを寄せている。
夏木マリ コメント全文
おばあちゃん役は大好き!ディズニー・アニメーション作品でおばあちゃんの役があったら参加したいと思っていました!私は南の島には縁がなかったのですが、夏に突然ハワイに行きたくなったんです。帰った途端に今のお話が来て、モアナに導かれたと思いました。タラおばあちゃんはモアナを導いていくキーパーソンで、傷付いたり、悩んでいるモアナ の背中をそっと押してあげる存在です。収録中は、モアナに話しかけるように歌いました。自分で作った歌は自分のメッセージがありますので自分なりに歌うわけですが、キャラクターのある歌はキャラクターの心の叫びや喜びを歌で表現しなければいけないので、難易度は高いと思いますね。
この映画は海のお話なのですが、このお話で描かれている海は南の島だけではなくて、私たちが生きている世界そのものだと思います。現代を生きている人たちに観て欲しい作品になっています。冒険をして自分の心に素直に生きていく、そんなテーマが含まれているので是非ご覧いただきたいと思います。
尾上松也 コメント全文
本当に嬉しい!僕の幼少期はディズニー無しでは語れないです。俳優というお仕事をしていますので、いつかディズニー・アニメーションの声優が出来たら最高だなとずっと思っていましたので、夢が叶った気持ちです。 歌舞伎は様々なお芝居の中でも、色々な出来事を誇大に表現する技法を使います。吹替というお仕事は初めてでしたが、自分が動かず、動いているキャラクターに声を吹き込んで命を与えるお仕事ですので、そのキャラクターの気持ちを作って演じるという点では、根本的なところで一緒だと感じました。ただ、普段の歌舞伎や俳優のお仕事と違う点は、相手が目の前に居てその相手との掛け合いを想像しながら演じますが、吹替というお仕事は1人で画面を見ながら、自分がその状況に居ることを想像して演じることは初めての経験でした。
モアナやマウイの葛藤は大人も共感できると思います。なにかを成し遂げたい、なにかを超えたい、乗り越えたいけどその一歩が踏み出せない人はたくさんいると思いますので、それを踏み越えるにはどうしたらいいのか、その先にはなに があるのか、この作品を通じて感じることが出来ると思います。観る人の世代も性別も問わない作品だと思います。
映画『モアナと伝説の海』は2017年3月10日より全国公開
【CREDIT】
監督:ロン・クレメンツ&ジョン・マスカー
製作:オスナット・シュラー
製作総指揮:ジョン・ラセター
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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