『武曲 MUKOKU』本編映像、村上虹郎が絶叫ラップ披露!楽曲&リリックを“あら恋”池永正二が担当

芥川賞作家・藤沢周の「武曲」を、第36回モスクワ国際映画祭最優秀作品賞を受賞した『私の男』の熊切和嘉監督が映画化した、綾野剛×村上虹郎共演の映画『武曲 MUKOKU』が6月3日(土)に全国公開される。この度、村上虹郎扮する融が絶叫ラップを披露する本編映像が到着した。

武曲 MUKOKU

本作は、古都・鎌倉を舞台に、“師匠と弟子”2人の男の愛と再生を描き出す。母は亡く「殺人剣の使い手」と称されていた父(現・植物人間状態)を持つも、アルコール漬けで自堕落な日々を送る剣道五段の矢田部研吾を綾野剛が、彼の前に現れるラップの作詞に夢中な天衣無縫の高校生・ 羽田融を村上虹郎がそれぞれ演じるほか、綾野扮する矢田部研吾の恋人・カズノ役に前田敦子、研吾とカズノが通う小料理屋の女将・大野三津子役に風吹ジュン、「殺人刀の使い手」研吾の父・矢田部将造役に小林薫、研吾の師である剣道範士八段の僧侶・光邑雪峯役で柄本明が出演する。監督を『私の男』の熊切和嘉が務め、脚本を『そこのみにて光輝く』の高田亮が担当する。

武曲

映像には、物語のオープニングを飾る融(村上虹郎)のバンドによるライブシーンが捉えられている。劇中で融はバンド全ての曲のリリックを担当しているが、歌詞やこの姿からも、彼が普通の高校生とはどこか違う感性を持ち、自分には扱いきれない強い衝動を持つキャラクターであると感じることができる。それと同時に、このリリックは研吾と融を待ち受ける物語を示唆するものにもなっている。本映像には特別に歌詞が載っている(※映画本編に歌詞表示はない)ので、言葉にもぜひ注目してほしい。

本作の音楽を担当している池永正二(あらかじめ決められた恋人たちへ)がライブシーンの楽曲、リリック共に担当。熊切監督は、池永にもともとこのライブシーンの楽曲だけを依頼するつもりだったといい、監督がかつて見た池永のライブから受けた、観客置き去りの“ぶっ飛んだ”印象をこのライブシーンにも投影させている。

村上は、デビュー作にして初主演となった河瀬直美監督の『2つ目の窓』がカンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、真利子哲也監督の『ディストラクション・ベイビーズ』ではキネマ旬報ベスト・テン新人男優賞を獲得した。その後もTVドラマ「仰げば尊し」など話題作に次々と出演、本作の後も主演作『二度めの夏、二度と会えない君』(9月1日公開)など続々映画出演を控えている注目の若手俳優だ。綾野やスタッフの全会一致で出演を切望され、融として10代最後の夏をスクリーンに焼き付ける圧倒的な魅力を放っている。

映画『武曲 MUKOKU』は6月3日より全国公開

【CREDIT】
原作:藤沢周「武曲」(文藝春秋刊)
監督:熊切和嘉 脚本:高田亮
音楽:池永正二(あらかじめ決められた恋人たちへ)

出演:綾野剛 村上虹郎 前田敦子 風吹ジュン 小林薫 柄本明ほか
公式サイト:mukoku.com

(C)「武曲 MUKOKU」製作委員会

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