米津玄師が、6月7日(金)公開のアニメーション映画『海獣の子供』に書き下ろし新曲「海の幽霊」を主題歌として提供することが決定した。米津玄師自身の作品としては初の映画主題歌となる。
「海獣の子供」は五十嵐大介原作の海洋冒険物語。同作は第38回日本漫画家協会賞優秀賞、第13回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞するなど高い評価をうけている。また、アニメーション制作は『マインド・ゲーム』『鉄コン筋クリート』などを手掛ける「STUDIO4℃」が担当。数々の名作を世に送り出してきた同スタジオによる映像化に、アニメファンも大きな期待を寄せている。声優陣も主人公の琉花役に芦田愛菜、海役に石橋陽彩、海の兄・空役に浦上晟周がキャスティング。
この夏話題の長編アニメーション映画を、米津玄師が書き下ろしの最新楽曲で彩ることとなる。原作作者の五十嵐大介とは、米津が公式イメージソングを担当していたルーヴル美術館特別展「ルーヴルNo.9 ~漫画、9番目の芸術~」より親交が続き、今回の書き下ろしにつながった。
また、あわせて発表となった「海の幽霊」のアーティスト写真は現在Youtubeにて3.5億回以上の再生回数を誇る「Lemon」MVも手掛けた山田智和が撮影。髪色も新たになった米津玄師の“今”を収めている写真となっており、こちらも合わせてチェックしてもらいたい。2018年紅白歌合戦でのテレビ初歌唱や「Lemon」における数々の記録達成を経て発表される米津玄師の待望の2019年第1弾作品となり、今作の続報を楽しみに待とう。
米津玄師 コメント
原作を初めて読んだのは10代の頃だと思うのですが、そのすごさに圧倒されたことを憶えています。今読み返してもあの時の衝撃は全く古びず、更に新しい発見をもたらしてくれます。
もし映像化されるのであれば歌を作らせてほしいなあなんていうふうに思ってたことが、今日になって実現するというのはなんとも感慨深いです。
原作が持ってるものに負けないよう、それでいてうまく寄り添えるようなものが、果たして自分に作れるのかと、ここ数ヶ月は問答の日々でした。今は映画館で流れる日を楽しみにしています。
米津玄師
五十嵐大介 コメント
米津玄師さんと初めてお会いしたのは何年前になるでしょうか。
それからの様々な人のつながりを経て、映画「海獣の子供」の主題歌を米津さんに…という話を伺った時、来るべきものが来たような、不思議な昂揚を感じました。
心を高く深く拡げてくれつつ、同時に着地点を示してくれるような美しい歌に出会えて、今はただ感無量です。
五十嵐大介
映画『海獣の子供』は6月7日(金)より全国ロードショー
(C)2019 五十嵐大介・小学館/「海獣の子供」製作委員会