映画『ホットギミック ガールミーツボーイ』初日舞台挨拶が28日、都内・ユナイテッド・シネマ豊洲にて行われ、堀未央奈、清水尋也、板垣瑞生、間宮祥太朗、桜田ひより、上村海成、山戸結希監督が登壇した。
今回の舞台挨拶の会場は映画のロケ地でもある豊洲。映画の撮影以来に豊洲での舞台挨拶に凱旋できた感想を堀に聞くと「初(はつみ)自身そして私自身としても思い出の場所。良かった」と語った。主演の堀未央奈が”初出演”で”初主演”、さらには演じた役の名前が”初(はつみ)”と”初”尽くしである本作にちなんで、”新時代の青春恋愛映画”と銘打たれた本作の封切を祝し、めでたく<一文字・書初め>で映画の魅力を表現。作品に込めた想いや、従来の青春恋愛映画とは一線を画す本作の魅力を余すことなく語った。
堀未央奈「叫」:この映画中では様々なキャラクターの心の叫びが一瞬一瞬、描かれた作品。毎日いろんな悩みで苦しんでいる方を後押しできるのではないかと思って演じていたので、その叫びがたくさんの人に届いたらいいなと感じてこの言葉を選びました。
清水尋也「創」:この作品がこの先、日本の映画界においてどんな存在になっているかを考えた時に、この映画が新しい恋愛映画の元祖になっていてほしいと思うし、そういった道筋を作ったと思っているので願いをこめてこの字にしました。
板垣瑞生「光」:作品の中で様々な光がある作品なんです。今たくさんの方々がいろんな悩みをかかえている時代、それぞれの人にとってこの映画が光になるような作品になればいいなという思いでこの言葉を選びました。
間宮祥太朗「瞳」:一瞬一瞬、撮影を重ねるごとにかわっていく。そんな体験をこの映画でしました。言葉が多くない分、山戸監督から瞳に対しての演出が多かったので瞳にしました。瞳の中の色や温度が全然違うので魅力を感じておりました。
桜田ひより「瞬」:この映画は毎回撮るたびに表情が変わったり瞬間を切り取ったような作品になっています。見てくださった人にもそこを見てほしいと思っています。そして見てくださった方にも自分自身で考えてみてもらえたら嬉しいです。
上村海成「溶」:役者として、山戸監督の世界観に溶け込んでいけるような気持ちでした。改めてこの作品でみなさんの世界でも溶け込めるような作品になるといいなと感じてこの言葉を選びました。
山戸結希(監督)「色」:古代のアリストテレスの言葉で、昔は「青」という色が認識されていない時代がありました。この作品はいろいろな色が出てくるんですが、みなさんにとってこの作品はどんな色だったのか思い出してもらえたら、うれしいです。
最後に、山戸監督と初主演を務めた堀未央奈から初日舞台挨拶に集まってくれた観客に向けて挨拶があった。
山戸監督「本当に『ホットギミック ガールミーツボーイ』のような映画を撮る機会をいただけていることが光栄です。「女の子のために、ティーンズムービーを撮られてるんですね」と驚かれることがあるのですが、女の子向けの映画を女の子のために撮らないなんてこの世にありえていいのかなと驚いていました。たった一人の女の子に向けた映画がたくさんの人に届いたらすごくうれしいです。その最初の日にお越しくださり、ありがとうございました」
堀未央奈「映画が無事公開され、うれしく思います。これからたくさんの女の子や男の子が見てくださると思いますが私自身、この映画と10代の時に出会っていたかったなと演じながら思っていました・・・山戸監督がたくさんの愛を作ってくださって、スタッフ、キャスト共に、この映画をたくさんの人に届けたいという思いで、一生懸命、一分一秒愛を込めて、演じたということよりも心の底からセリフを言って作品を作っていったので、10代、20代の方はもちろん大人の方にもこの映画を見てすごくよかったなと思ってもらえたらいいなと思っています。是非最後まで見てください」と涙ながらに、本作にこめた精一杯の想いを観客に伝えた。
映画『ホットギミック ガールミーツボーイ』は6月28日(金)より全国公開
(C)相原実貴・小学館/2019「ホットギミック」製作委員会