『ハリー・ポッター』の大ファンで、米オクラホマの中学校の特殊教育の先生が、教室をホグワーツ風に改装。子どもたちに本を好きになってもらえるよう楽しい“魔法”をかけた。
米オクラホマ州ジェームズ・L・キャップス(James L. Capps)中学校の特殊教育を担当する教師ステファニー・スティーブンスは、学生たちに楽しんでもらうべく、教室を『ハリー・ポッター』風のデザインに変えた。彼女の夫が彼女のその様子を収めた写真を米の掲示板サイトRedditに投稿したことで話題になっている。
黒板にハリー・ポッターの丸眼鏡と額の稲妻型の傷を模した絵とともに「Mrs. Stephen's Room」と書かれた彼女の教室。その黒板の残りスペースには、ホグワーツから届いた手紙でいっぱいの暖炉が作られている。
ほかにも、教室の扉を「9と3/4番線」にアレンジし、ハンドメイドな魔法薬の棚を制作(魔法薬の棚が学生たちに最も評判が良いのだそう)。ハリーの友人ハグリッドのペットの三頭犬フラッフィーのふわふわのぬいぐるみもある。
スティーブンス先生は、新学期(米国の学校は8月末から始業する)を迎える子どもたちにやる気をもってもらうため、さらには、読書が嫌いな子どもや読み書きが苦手な子どもにも読書に関心を持ってもらうために、このような“魔法”を教室にかけたのだという。
「私の目標は、生徒たちが少なくとも1冊、あるいは1つのジャンルでも楽しめるものを見つけられるよう、手助けをすることです。私が『ハリー・ポッター』を読んで夢中になったように、本を読んで何かワクワクしてもらいたい」「先生が本当に何かに熱中していれば、生徒たちも同じように情熱を持ってくれるようになっていくのではないかと思ったの」
加えて、彼女は「例えば、ハリーが杖を手に入れたら、生徒たちも杖を作る」というように、退屈なものではなく、楽しみながら学ぶ機会を作りたいと話す。学校や勉強をもっと楽しくするためのアイディアが詰められた“魔法”に、生徒たちもホグワーツの生徒気分を味わって好評だという。
via:http://www.eonline.com/news/690085/harry-potter-classroom-created-by-teacher-in-oklahoma-school-is-just-magical-see-the-photos