第76回ベネチア国際映画祭の主要賞を競うコンペティション部門に、中国の名匠ロウ・イエ監督の新作『サタデー・フィクション』の正式出品が決定した。
映画の舞台は、第二次世界大戦が勃発する直前の、世界各国の諜報員が暗躍する東洋の魔都・上海。実在する「蘭心劇場」で巻き起こる愛と謀略の物語。
主演は、ディズニー・アニメーション『ムーラン』の実写版に出演が決定するなど、ハリウッドでも活躍する中国を代表する女優のコン・リー。コン演じる主人公は、華やかなショー・ビジネスの世界で活躍しながら、諜報員という裏の顔をもつミステリアスな大女優。共演のオダギリジョーは、日本から来た暗号通信の専門家として物語のカギを握る重要な役どころを演じる。
さらに、オダギリ演じる専門家の護衛役として、 映画やテレビで活躍する中島歩も参加。その他、グランドホテルの支配人役に『ゲーム・オブ・スローンズ』などで知られるトム・ ヴラシア、コン・リー演じる女優の養父役にパスカル・ グレゴリー、舞台演出家で「蘭心劇場」の支配人役にマーク・チャオが扮する。日本での劇場公開は2020年を予定している。
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