Vシネクスト「ビルド NEW WORLD 仮面ライダーグリス」完成披露舞台挨拶が20日、都内・新宿バルト9にて行われ、キャストの武田航平、高田夏帆、栄信、芹澤興人、吉村卓也、越智友己、水上剣星、赤楚衛二、監督の中澤祥次郎が登壇した。
本作は、2018年8月26日に大人気のうちに幕を閉じた「仮面ライダービルド」(テレビ朝日系列で放送)の正統な続編スピンオフ作品「ビルド NEW WORLD」の第2弾。主演の武田航平をはじめ、犬飼貴丈、赤楚衛二、高田夏帆、越智友己、滝裕可里、水上剣星らレギュラーキャストが出演。惜しまれつつも退場した三羽ガラスの赤羽(演:栄信)、青羽(演:芹澤興人)、黄羽(演:吉村卓也)ら3人も登場する。
「“平成仮面ライダーの申し子”武田航平です!」
舞台挨拶に役衣装で登場したキャスト陣。ファンの大歓声を前に、武田は「“平成仮面ライダーの申し子”武田航平です!よろしく!」と会場を沸かせる。続けて、「これが最後のカシラの祭りだー!」「頑張れぇー!!」「北斗のアイドル、黄羽たんだよ!」(栄信・芹澤・吉村)、「みんなのアイドル、“み~たん”だよ!」(高田)、「内海成彰役の越智友己です。」(越智)、「犬飼(犬飼貴丈)です。よろしくお願いします!」(水上)、「今朝もジム行ってきました!筋肉バカの赤楚衛二です!」(赤楚)と挨拶し、会場のボルテージは一気に最高潮に。
主演としてオファーを受けた時の心境を聞かれた武田は「嬉しかったです!仮面ライダービルドに参加した時、主演の貴丈を担いで頑張ろうと思っていた。まさか自分が主演できるとは思っていなかった」とコメント。予告編でも垣間見れる“グリスブリザード”2度目の変身について、「最初は力強く『変身!』とやっていたんですが、監督に『それやめようか』と言われて。もう少し落ち着いた感じのテイストになっていますが、気持ちを込めてやりました」と振り返った。
「高田夏帆の初めて、いただきました!」
同時上映となる短編作品「ドルヲタ、推しと付き合うってよ」も話題の本作。高田は「小っ恥ずかしかった(笑)デートシーンなんて撮ったこともなかったし、告白もプライベートでしたこともないので初めてなんです!初めての相手です(笑)」と赤面。その言葉に、武田は「ありがとうございます!高田夏帆の初めて、いただきました!」と絶好調だった。
武田航平・栄信・芹澤興人・吉村卓也が“極寒の温泉”に…
テレビシリーズでは、死闘の末に散っていった仮面ライダーグリス。今作では、新世界で復活し、唯一変身し戦えるライダーとして、仲間のため、愛する人のために熱戦を繰り広げる。敵を倒す新アイテムのためには三羽ガラスの命が必要だと告げられ…。 情に厚いグリスに究極の決断が迫られる。
武田と、三羽ガラス役の栄信・芹澤・吉村は、撮影最終日に温泉に入ったようで「あれね、水(海水)なんですよ」と芹澤。吉村は「その日、記録的な大寒波だったんです!一番寒い日に、温泉という名の潮溜まりに肩までつからされて…(中澤監督を見て)ケタケタ笑っている悪魔でしたよ!」と嘆いていた。
中澤監督は「でも、あの後みんな元気だったよね?海パン一丁でさ、剣星さんに『誕生日おめでとー!!』ってやってたもん」と暴露。水上が「いただきましたね」とハニカムと、武田が「誰っすか!?(笑)」と、ビルド放送当時とは違ったスタイルの水上にツッコミ、仲睦まじい様子をのぞかせた。
赤楚衛二、武田航平の座長ぶりに惚れ惚れ
越智、水上、赤楚らは撮影現場の雰囲気を聞かれ、「変わらない(笑)ゆる〜い感じで始まって、ゆる〜い感じで終わる。越智くんが頑張ってました!」と赤楚。今作でコメディパートもある越智は「杖を折ったりばっかりしていたので、今回のグリスも…」と煽り、「幻徳(演:水上剣星)さんと紗羽(演:滝裕可里)さんと面白いシーンも作れたので、ちょっと嬉しかったです」と笑顔を見せた。
MCから“ヒゲ”について突っ込まれた水上は「(劇中では)生えていなかったんですが、ちょっと理由があって…実は現場に入る2日前くらいに『撮影に入ります』と連絡があって、もう(ヒゲが)ない状態で入ったんです(笑)」とハニカミ。
「ビルド NEW WORLD 仮面ライダークローズ」で主演を務めた赤楚は、今作での武田の座長ぶりに「現場の雰囲気が面白い!ワイワイ賑やかな印象でした。僕らはモニターを見ながら『航平さんのカットかっこいい!!』って褒め合いながらやってましたね」と裏話を披露し、会場を沸かせた。
監督が「続編作りたい!」、キャスト陣「ローグVSマッドローグ!」
グリス登場回を撮って以来の今作となった中澤監督。「久しぶりにビルドのみんなと会うと、チームワークを含め『やっぱいいなぁ』『素晴らしいメンバーに恵まれた作品なんだなぁ』と噛み締めながら撮っていました。『終わりたくねぇな』と思ったのは初めて。続編作りたい!」とファンの期待を煽る。その言葉に、キャスト陣から「ローグVSマッドローグ!」と声が上がると、水上は「俺、断るわ(笑)」と笑みをこぼしながら歓声に応えていた。
高田夏帆、“名前間違い”に嘆き「私なのになぁ…」
某雑誌にて武田とのインタビューが掲載された高田だが、その表紙には「仮面ライダーオーズ」ヒロインの高田里穂の名前が記載されていたことに「先輩の名前が書いてあって…もう最悪と思いました。譲れない!私なのになぁ…忘れ去られちゃうんだなぁって…」と肩を落とす。武田は「大丈夫!もう活字にしてビシッと!」と報道陣に訴え、フォローしていた。
最後に武田は「皆さんのお力添えがあって完成した作品です。一つずつ夢が叶っていますが、まだ途中。実は児童養護施設に行かせていただいた時に出会った子どもたちを、この後の回に招待しています。終着点はまだまだ先ですが、こういう作品を作り、仮面ライダーがずっと続いていき、世界に羽ばたくような作品になって色んな人の想いが繋がっていけばと思っています。本当にみなさんのおかげです。ありがとうございます!」と真摯に語り、ファンにメッセージを送った。
Vシネクスト「ビルド NEW WORLD 仮面ライダーグリス」は9月6日(金)より期間限定上映/11月27日(水)Blu-ray&DVD発売
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