映画『HELLO WORLD』初日舞台挨拶が20日、都内・TOHOシネマズ日比谷にて行われ、キャストの北村匠海、松坂桃李、浜辺美波、福原遥、監督の伊藤智彦が登壇した。
『SAO』ムーブメントを巻き起こした立役者・伊藤智彦監督の最新作『HELLO WORLD』。物語の舞台は2027年・京都。内気な男子高校生・直実の前に、10年後の未来から来た自分を名乗る青年・ナオミが突然現れる。ナオミによれば、瑠璃は直実と結ばれるが、その後事故によって命を落としてしまうという。彼女を救うため、大人になった自分自身を「先生」と呼ぶ、奇妙なバディが誕生する。
主人公・堅書直実の声は本作が声優“初”挑戦となる北村匠海が担当。また直実の10年後の自分・カタガキナオミ役に松坂桃李、2人が救おうとするヒロイン・一行瑠璃役に浜辺美波が声をあてる。
北村匠海「ガンダムに乗りたい」、松坂桃李「螺旋丸を出したい」
劇中に登場する、あらゆるものをを書き換えることができる手袋“神の手”グッドデザインにちなみ、MCから「“神の手”グッドデザインを実際に手にしたら何をしたい?」との質問が。北村は「なんでもできちゃうわけですから…ガンダムに乗りたい!これは揺るぎないです!」とハニカミ。自身の想像を元に作り出されるため「どういう構造になっているか隅々まで知っていなきゃいけない。指の関節の仕組みまで。(コックピットまでは)タケコプターを出して上まで行きます」と妄想を膨らませる。
松坂は「螺旋丸(岸本斉史原作の「NARUTO -
「どの時代に行って何をしたい?」北村匠海、浜辺美波らが妄想
MCから「ナオミ同様にどの時代にもアクセス可能なら、どの時代に行って何をしたい?」と聞かれた北村は、「縄文時代。アウストラロピテクスと対話したいです。僕らの起源ですから、何か意思疎通ができるんじゃないですかね」とマニアックな回答。松坂は「ライターとか渡しちゃダメだよ!」と時代が変わってしまうことに警鐘を鳴らすと、北村は「びっくりさせたい!割り箸とかちょうどいいんじゃないかな(笑)」と笑みをこぼした。
松坂は「戦国時代。宮本武蔵の構えは本当に絵の通りなのか。どこにも体重を預けていない構え、気になるので確かめたいです(笑)」とコメント。浜辺は「縄文とか戦国ではなく…平成時代の自分が小学校1・2年生の頃。その時の年齢って、どれくらい脂肪細胞があるかによってその後の太りやすさとかが変わってくるらしいんです(笑)食指導・食育をしてあげたい」と男性陣とは違った視点を告白した。
松坂桃李、10年後はアニメーション監督?
10年後の未来から来た自分を名乗る青年と出会う主人公にちなみ、「10年後は何をやっているか」北村・松坂ペア、浜辺・福原ペアにわかれ回答するコーナーが。北村は、松坂の10年後を「松坂さんとゲームやアニメの話をたくさんさせていただいたので…10年後はアニメーション監督をやってほしい!」と告白。松坂は「ハードル高いなぁ(笑)」と笑みをこぼし、「(北村の縄文時代に行きたい)妄想を叶えてあげたいので、そういう時代をテーマにしたものを2029年にぶつけたい」と明かした。
一方で松坂は、北村の10年後を「音楽活動もやってるしお芝居もできる。海外に羽ばたいているんじゃないでしょうか。海外作品1発目として私の作品を(笑)」と、先ほどのアニメーション作品は海外進出作品という設定だったことを明かし笑いをさらった。
浜辺は、福原の10年後を想像し「福原さんの花嫁姿が見たい!結婚式に呼ばれたい!絶対いいお母さんいなるし、天使のような子供達に囲まれて木陰とかで本を読み聞かせたり」と乙女心をのぞかせる。福原と浜辺が「来てくれる?」「呼んでくれるなら行く!」「ブーケをこっちに投げてください!」とトークに華を咲かせていると、北村・松坂は「いたたまれない気持ち(笑)」「(浜辺・福原に挟まれながら)縄文時代の話してたのか…」と嘆いていた。
映画『HELLO WORLD』は全国東宝系にて公開中
(C)2019「HELLO WORLD」製作委員会