2020年1月24日(金)公開の映画『ロマンスドール』の主題歌をnever young beachが担当する。
一人のラブドール職人と、彼が一目で恋に落ち結婚した妻との日々を描いたタナダユキの同名小説を映画化した本作。美大卒業後にフリーター生活をしていたところ、ひょんなことからラブドール制作工場で働き始め、次第にその魅力にのめり込んでいく主人公・北村哲雄役に高橋一生。哲雄の妻・園子役に蒼井優が扮する。高橋と蒼井は『リリィ・シュシュのすべて』以来18年ぶりに共演を果たす。原作者であるタナダユキ自らが脚本・監督を手掛ける。
主題歌アーティストとして、never young beachが本作の為に楽曲を書き下ろした。今回の起用についてnever young beachは「愛するということは許すということなのかな。そんなことを思い作りました。 」と語り、主演の高橋も主題歌を聞いたときの感想として、「兄だけど。好きです。」とコメントを寄せた。
never young beachは本作の主題歌に加え劇中歌も手掛けており、心地よくも登場人物の心情に寄りそったサウンドで、『ロマンスドール』の唯一無二な世界を彩っている。
never young beach コメント
自分たちのつくった曲が映画館で流れるという経験がないのでワクワクしました。映画の本編が終わり、エンドロールを観ながらエンディングの曲を聴いている時間が実は一番脳みそから何か出ている気がするんです。見終わってジュワーといろいろ実感するというか。あの時間に自分たちが関われるなんて。そんな気持ちがあったので主題歌のオファーを頂いた時は単純に嬉しかったです。
映画から受けた印象は、余白があって、凄く素朴。だからこそ役者さん、音、映像、様々な個性を感じられました。
人間、誰かを愛しても様々なすれ違いがあると思います。ベストな状況は少しの間。日々の中、互いに変わっていき、ぶつかる。それでいいと思うんです。正しさだけが人を救うわけじゃない。疲れちゃう。どんな状況になっても受け入れ、楽しみ、互いの違いを理解出来たら。
愛するということは許すということなのかな。そんなことを思い作りました。
高橋一生 コメント
(主題歌をnever young beachさんが手がけるとお聞きになった際のお気持ち)
えー!
(主題歌を聞いたときの感想)
兄だけど。好きです。
タナダユキ監督 コメント
never young beach を知ったのは3年近く前のこと。彼らの作る曲には新しさと同時に、どこかノスタルジーがありました。とっつきやすいのに、一筋縄ではいかない豊かさ。ひねくれてなんかいないのに、でもやっぱりちょっとひねくれているような可愛げ。いつか何かの映画で主題歌をお願いしたいなとずっと思っていて、ようやくそれが叶いました。
初めて完成した主題歌を聴いた時、その詞や曲、歌声が、主人公の哲雄の哀しみや後悔をもやさしく肯定してくれているようで、深くあたたかく胸に響き、感極まりました。最後の一音が終わるまでが、映画「ロマンスドール」の世界です。この曲が沢山の人に届きますように。
映画『ロマンスドール』は2020年1月24日(金)より全国公開
(C)2019「ロマンスドール」製作委員会