映画『シグナル100』初日舞台挨拶が24日、都内・丸の内TOEIにて行われ、橋本環奈、小関裕太、瀬戸利樹、甲斐翔真、中尾暢樹、福山翔大、中田圭祐、山田愛奈、若月佑美、恒松祐里、監督の竹葉リサが登壇した。
宮月新原作の同名漫画を実写映画化する本作は、担任教師VS生徒36人、学校内で巻き起こるデスゲームを描く。担任教師の手により、突如として自殺催眠をかけられた36人の生徒たち。遅刻をする、電話をかける、涙を流す…ふだん行っていた行為が死を招く。その催眠発動(自殺)のシグナルは全部で100。死の暗示を解く方法はクラスメイトの死のみ。生徒たちが続々と自殺に追い込まれる中、死への恐怖から人間の本性が徐々に暴かれていき、やがて生き残りをかけた壮絶なデスゲームへと発展していく。
SNSなどにアップされた写真からも仲の良さが伝わってくるほどチームワークが抜群だったと話すキャスト陣。小関は「ほんとに学生時代のような雰囲気でした。世代は違いながらも、たわいもないことで遊んで。停滞があまり繋がらない場所だったので、やまびこなど昔ながらの遊びをして楽しんでいました」とハニカミ。橋本は、食事の時間で「特殊メイクをしたまま食べていたので(笑)祐里がめっちゃ血まみれですごかったよね(笑)」と撮影期間を振り返る。
また、ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭への招待が決定した本作。橋本は「すごく嬉しいです。日本の映画の良さが詰まっている作品で、ドキドキワクワクするような展開に海外の方も楽しんでいただけるんじゃないかなと思います」と喜びをあらわに。さらに、1年を通じて最も活躍した将来有望な新人俳優に贈られるエランドール賞を受賞したことに「20祭になって初めての作品がこの映画。自分の中ですごく挑戦的な作品から初められたので、充実した1年だったなと思います」とコメントした。
イベントでは、日常の行動が死につながる本作にちなみ、日常の行動に絡めた2020年の抱負をキャスト陣が発表。中でも、「高低差をなくしたい!」と答える瀬戸が、「いろいろ狭めたい!クールそうに見られがちなんですけど…」と話すと、中尾から「ギャップの話?」とフォローが。
クールな見た目とは裏腹に、天然でお茶目な一面も多い瀬戸。そんなギャップを少しでも縮めたい様子の瀬戸は「初めて会う人に『あ、印象通り』っていう風になりたんです!」とにっこり。完成披露試写会の際に、小関が瀬戸の衣装靴を履き、瀬戸は小関の私物を衣装靴だと思って履いて登壇してしまった珍エピソードも飛び出す。そんな瀬戸に、「仮面ライダーエグゼイド」でも共演してきた甲斐が「(ギャップをなくすのは)無理!」ときっぱりツッコミを入れると、会場は笑いに包まれていた。
映画『シグナル100』は全国公開中
(C) 2020「シグナル100」製作委員会