90年代に大ヒットしたスラッシャーホラー映画『スクリーム』のリブート化が決定した。
スラッシャーホラー映画『スクリーム』のリブート化が決定。カルト的人気を誇るホラー映画『レディ・オア・ノット』のマット・ベティネッリ=オルピンとタイラー・ジレットの2人が監督に就任したことが明らかになった。マット・ベティネッリ=オルピンとタイラー・ジレットは、ホラー映画制作集団「ラジオ・サイレンス」に属する映画監督。2人とともに「ラジオ・サイレンス」に所属するチャド・ビレラがプロデューサーとして参加する。
ウェス・クレイヴンがメガホンを握り、ケヴィン・ウィリアムソンが脚本を執筆した『スクリーム』が初めてスクリーンに登場したのは1996年のこと。アメリカ、カリフォルニアの小さな町を舞台に、ムンクにインスピレーションを得たマスクを被る殺人鬼が、主人公の女子高生をターゲットに殺そうと追いかけ回す中で、その真相が明らかになって来るという映画だ。
ホラー映画というジャンルにありながらも、スリルだけではなく、笑いのある「新感覚」ホラーとして大人気を博し、アメリカ国内でだけでも100億円以上のヒットを記録した『スクリーム』。ネーヴ・キャンベルやデヴィッド・アークエッド、コートニー・コックス、マシュー・リラードらのスターを輩出し、クレイヴン監督にとっても出世作となった。映画がヒットしたことで『スクリーム』はシリーズ化され、1997年に『スクリーム2』、2000年に『スクリーム3』、そして2010年に『スクリーム4:ネクスト・ジェネレーション』が公開された。
いまのところ詳細は明らかになっていない。リブートと言われてはいるものの、それがシリーズを作り直すことになるのか、それとも続編になるのかは不明。『レディ・オア・ノット』で、ホラーとコメディの絶妙なバランスをみせた「ラジオ・サイレンス」の2人の監督が決まったことは、これからの観客にはもちろん、往年のファンにとっても朗報といえるのではないだろうか。