小規模映画館支援のためのクラウドファンディング「ミニシアター・エイド基金」の金額が2億円を突破した。
「ミニシアター・
現在までに、109劇場・92運営団体が参加しており、当初の目標金額1億円を大きく上回る支援金が集まっている。到達した2億円は、1参加団体に平均約220万円が分配される。ストレッチゴール(今後の目標)として、同プロジェクトは残り日数までに1参加団体に平均約270万円が分配される「3億円」を目指している。
ミニシアターを救え!応援する方法
同クラウドファンディングの特典として、「未来チケット」をはじめ、有志の参加劇場で使える「1000円パス」「フリーパス」など、新型コロナウイルス収束後の未来に「ミニシアターで映画を見る」ためのコースが存在する。中でも、特典「未来チケット」は基金に参加するすべての劇場で使用可能な映画鑑賞券。1枚につき、各劇場の一般料金1回分の映画が鑑賞できる。チケットは2022年末まで使用可能で、身近な映画館・大切な映画館を直接支援できるシステムだ。
また、「ミニシアター・エイド基金」特別ストリーミング配信サイト「サンクス・シアター」では、有志の映画人たちが提供した映画を鑑賞できる。有効期限は、クラウドファンディング終了後を予定している、配信提供開始から1年間。詳細が決まり次第、視聴方法と共にアップデート情報として案内される。
ラインナップには、片渕須直監督 『この世界の片隅に』の未公開ドキュメンタリー、冨田克也監督の『バンコクナイツ』、山戸結希監督の『おとぎ話みたい』、さらに行定勲監督の『うつくしいひと』や諏訪敦彦監督初期の傑作『2/デュオ』、発起人の深田晃司監督『東京人間喜劇』や濱口竜介監督『親密さ』などが並ぶ。賛同監督からの追加提供作品を随時受け付けており、クラウドファンディング期間中も本数はどんどん増えていく。
ミニシアター・エイド基金:https://motion-gallery.net/projects/minitheateraid