福田雄一によるオリジナル脚本、大泉洋が主演を務める映画『新解釈・三國志』に山田孝之、城田優、佐藤二朗が出演する。
歴史エンターテインメント「三國志」を、「勇者ヨシヒコ」『銀魂』シリーズなどで知られる福田雄一監督が“福田流の新解釈”で実写映画化。「蜀」の武将・劉備玄徳役で大泉洋が主演を務めるほか、蜀を導く天才軍師・諸葛亮孔明役にムロツヨシ、仁義に生きる豪傑・関羽役に橋本さとし、超怪力の猛将・張飛役に高橋努が扮する。
政治の混沌に耐え兼ね、黄色い頭巾を巻いて暴動を起こした反乱軍として、『三國志』誕生のきっかけとなる「黄巾の乱」を起こしたとされる黄巾党の一人、黄巾。演じるは、その役柄によって見た目や表情までガラリと変え、高い演技力で観るものの心を掴んで離さない俳優・山田孝之。門番としてたたずむ黄巾(山田)と、ぼやき続ける劉備(大泉)の掛け合いに注目だ。
さらに、幼い帝を擁し政権を握った独裁者として知られ、とてつもない残虐さと冷酷さで暴君として名高い董卓を演じるは、福田監督作品にはこの人ありと言わしめる、コメディからシリアスまで、抜群の演技力とバランス感覚で観た人の心に強烈なインパクトを残す俳優・佐藤二朗。董卓と行動を共にする、武芸を極めた天下無双の将軍・呂布に、俳優業のみならずアーティスト・ミュージカル・声優と、マルチな才能で活躍の場を広げる俳優・城田優が扮する。
「三國志」最強と名高い呂布が、赤兎馬に乗り、関羽や張飛と一線を交えるアクションシーンは迫力満点。ただ、残虐かつ冷酷な董卓と最強の将軍・呂布の最恐コンビの活躍は、向かうところ敵なし!と、思えたにも関わらず、2人の関係を壊すために仕向けられた“美女”によって仲違いするという逸話が…福田流新解釈では、どのように描かれているのか。
山田孝之 コメント
望み続けた大泉洋さんとの共演!求め続けた大泉洋さんのキレのあるツッコミ!もう痺れました!
感無量です!ありがとう福田雄一!たとえ少ない絡みだったとしても僕は多くを望みません!夢が叶いました!
もう思い残すことはありません!さようなら!バイバイみんな!大泉洋バンザイ!
城田優 コメント
あれはいつだったか、、確か3年ほど前、福田さんと2人でご飯を食べている時に「城田くん!今度映画で佐藤二朗と絶世の美女を取り合ってほしい!」と直接オファーをいただき、最初はなんのことかよくわからないまま「面白そうですね!!」とお答えしました。
蓋を開けてみれば、かの有名な”三國志”しかも最強の男”呂布”を演じさせていただけるだなんて、なんたる光栄なこと!!
しかし、そこは福田組。
ただ強くてカッコいい男を演じるだけで終わるわけがありません。
笑いを耐えるのが、福田組での最も難しいミッション。
乗馬の訓練より、殺陣の稽古より、現場で表情筋をコントロールし、平常心を保ちながら芝居を続けることが1番大変でした。
どうかこの映画を観て「くっだらねぇなー」と一人でも多くの方に笑っていただき「明日も頑張るかー」と、明るく前向きな気持ちになっていただけることを願っています。
皆様の笑い声に包まれた劇場でお会い出来る日を夢見て(^^)
佐藤二朗 コメント
今回、歴史超大作の「三國志」ということで、神聖な、厳粛な気持ちでのぞもうと思い、撮影前に滝に打たれ、禅を組み、3日間断食しようと思っていたのですが、監督が福田雄一ということを思い出し、全部やめました。監督が福田雄一じゃなくてもやらないことばかりですが。
福田組の時は常に、どうかしてしまう僕ですが、ボールの行き先はボールに聞いてくれといいますか、撮影が終わった瞬間、自分が何をやったか記憶がないんですね。なんなら撮影中も記憶がないんですね。大丈夫か俺。
なので正直、今回も自分が何をやったか覚えてないんですね。ごめんなさい。
とにかく三國志ファンの方々に怒られないよう、そしてこんな時期だからこそ、あっけらかんと笑って欲しい、そう思っとります。
映画『新解釈・三國志』は12月11日(金)より全国東宝系にて公開
(C)2020「新解釈・三國志」製作委員会