全国のムーミンファンが一堂に会し、原作者トーベ・ヤンソンの生誕100周年を祝うイベントが9日、東京・虎の門で行われた。イベントの最後には、来年2月に公開される100周年記念映画の新着映像がサプライズ上映され、会場から歓声と拍手が送られた。
東京・虎ノ門にある日本消防会館に9日、全国のムーミンファンが集まった。この日は、ムーミンの原作者、トーベ・ヤンソンさんの100回目の誕生日。2005年に“ムーミンの日”と定められてから今年で10年目となる。
毎年、ムーミンとかかわりのある人たちをゲストに迎えて全国のムーミンファンが集う“ムーミンの日”。10回目となる今年は、人気キャラクター・ミイのおだんご頭をしてきた先着300名に限定の缶バッチがプレゼントされるなど、開場前から長蛇の列でにぎわう様子も見られた。
イベントは、生前のトーベ・ヤンソンさんを知る人たちのインタビューを集めた記念VTRやフィンランド語講座、「楽しいムーミン一家」サントラより白鳥恵美子さんのミニコンサート、ムーミンの絵手紙コンテストの表彰式など、約3時間にわたって行われた。
また、来年2月に公開予定の100周年記念映画『劇場版ムーミン 南の海で楽しいバカンス』の新着映像がサプライズ上映され、集まったファンからは拍手と歓声も。本作はムーミンの母国フィンランドで製作された初の劇場用長編アニメーション。前売り券も同日から発売が開始されている。
前売り券の特典であるクリアファイルは、映画オリジナルデザイン。ムーミン一家がバカンスに訪れた南の島で、ムーミンのガールフレンド・フローレンが現地で出会ったプレイボーイに声をかけられ、ムーミンが焼きもちを焼いているというなんとも可愛らしいシーンが描かれている。
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【Story】
地中海沿岸に位置する魅惑的な地、リビエラへとバカンスにやってきたムーミン一家。しかしムーミンのガールフレンド・フローレンが、すっかり現地のプレイボーイの虜になってしまった。焼きもちを焼くムーミンの傍らで、ムーミンパパは貴族と友達になり、自らを「ムーミン伯爵」と呼ぶようになる。それに腹を立てたムーミンママは、親戚が暮らす静かで落ち着いた古いボートで過ごすことを決め、家族がバラバラになってしまうのだった。ムーミン一家は初めて訪れた危機を乗り越えることはできるのか?
『劇場版ムーミン 南の海で楽しいバカンス』は、2015年2月公開予定
配給:ファントム・フィルム
公式サイト http://www.moomins-movie.com/
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