二階堂ふみが、老作家の“おじさま”を翻弄!?艶やかで濃密な幻想文学ドラマ『蜜のあわれ』の予告編&チラシビジュアルが解禁された。
徳田秋聲、泉鏡花と並び、金沢三文豪の一人である室生犀星が、晩年に発表した同名小説を映画化した本作。室生犀星自身を想起させる老作家と、彼が愛でる少女の姿に変貌する金魚、老作家への愛を募らせ蘇った幽霊との三角関係を、無邪気かつエロティックに描く。
老作家の妄想から生まれた金魚の少女・赤子を演じる二階堂ふみは「高校生の頃に原作小説を読み、映画化するならぜひ自分が演じたい」と出演を熱望。
今回解禁された予告編では、真っ赤な尾ひれを彷彿とさせる衣装に身を包む二階堂が「ねぇ、おじさま。尾ひれはね、優しくなでおろすようにするの・・・」「短い人生を愉しいことでいっぱいにすべきよ!」と小悪魔的な魅力を振りまく。
赤子と共に暮らす老作家を演じた大杉漣は、『作家と金魚の秘めた恋』という妄想を見事に体現している。他にも老作家への愛を募らせ蘇った過去の女(幽霊)・ゆり子 役に真木よう子が、作家・芥川龍之介を高良健吾が演じる。
さらに、すべてを知る金魚売りの辰夫 役で永瀬正敏が出演することが明かされた。永瀬は、石井岳龍監督が“石井聰亙”(2010年に石井聰亙より改名)として活動していた時代の作品である『五条霊戦記 GOJOE』、『ELECTRIC DRAGON 80000V』などのタッグを経て、約14年ぶりの出演となった。
映画『蜜のあわれ』は4月1日(金)より、新宿バルト9他にて全国公開
【CREDIT】
原作:室生犀星「蜜のあわれ」
監督:石井岳龍
出演:二階堂ふみ/大杉漣/真木よう子/韓英恵/上田耕一/渋川清彦/高良健吾/永瀬正敏
©2015『蜜のあわれ』製作委員会