【VOL.8】猛暑が過ぎてもノンストップ!(2014年9月3日号)

猛暑の8月が終わり、少し暑さも落ち着いてきた9月。
今週も留まることなく人生を走り続ける男たちを描いた映画が公開されます。
夏休みが終わっても、ノンストップ!
今週末公開の新作映画情報をお届けします。

★伝説のデザイナーの知られざる喝采と孤独★

『イヴ・サンローラン』 9月6日(土)公開
poster_app
(C)WY productions -SND- Cinefrance 1888 -Herodiade- Umedia

フランスの伝説のファッションデザイナーで「モードの帝王」と讃えられたイヴ・サンローランの輝けるキャリアと知られざる苦悩を描く伝記ドラマ。〈イヴ・サンローラン財団初公認作品〉の称号を得て、公私ともに彼のパートナーだったピエール・ベルジェの全面協力のもと財団所有のアーカイブ衣装を貸り製作された。本物の衣装に彩られた映像で今年フランスでは初登場1位を記録。イヴ・サンローラン役に抜擢されたのは、国立劇団コメディ・フランセーズに在籍するピエール・ニネ。ベルジェに「本人じゃないかと思い、動揺して混乱した」とまで言わしめた。ベルジェに扮するのは、自ら監督・主演を務めた『不機嫌なママにメルシィ!』で本年度のセザール賞5部門を制したギョーム・ガリエンヌ。監督は俳優出身のジャリル・レスペール。

1957年、21歳の新進デザイナー、イヴ・サンローランは、故クリスチャン・ディオールの後継者として指名され、一躍世界の注目を集める。その若き天才は、初めてのコレクションを大成功させ、衝撃的なデビューを飾る。その才能に惹かれた26歳のピエール・ベルジェは、ディナーの席でイヴに出会い、たちまち恋に落ちた。ベルジェはイヴをデザイナーとして独立させ、イブ・サンローラン社を設立。そのしてその関係は、2人の運命を大きく変えたばかりでなく、世界のファッションの歴史を変えることになる。しかし、その一方で、表現者ゆえの孤独とプレッシャーに苦しみ、イヴは薬物やアルコールに依存するようになっていく。

★表舞台に出る事のなかった名もなきヒーローたちに捧ぐ★

『イン・ザ・ヒーロー』 9月6日(土)公開
ITH_poster0702_ol
(C) 2014 Team REAL HERO

アクション映画や特撮ヒーローものにはなくてはならない存在の着ぐるみを着用しヒーローや怪獣を演じるスーツアクターにスポットを当てた、唐沢寿明が『20世紀少年』シリーズ以来5年ぶりに映画主演を務めるオリジナル作品。「自分が経験したことがそのまま詰まっている」と語るスーツアクター出身の唐沢は高さ8.5mからの落下や、燃えさかる炎の中での忍者100人斬りなどにも挑戦。生意気な人気アイドル役を演じる福士蒼汰が「仮面ライダーフォーゼ」以来久々に特撮ヒーローに変身。共演に黒谷友香、寺島進、和久井映見、松方弘樹ら。監督は数々の作品で助監督を経験してきた武正晴。共同脚本には200万部を超えるベストセラー小説「夢をかなえるゾウ」の作家・水野敬也が参加。

熱血漢でブルース・リーを崇拝する本城渉は、この道25年のスーツアクター。同世代の有名俳優たち、新人アイドル俳優たちとの葛藤を抱えながら、“顔出し”で映画出演することを夢見ている。ある日、若手の新人俳優・一ノ瀬リョウに役を取られてしまい、一度は現場で対立するものの、後に仲間意識が芽生え、アクション俳優の訓練をともに積んでいく。訓練の成果で念願のハリウッド映画出演を勝ち取ったリョウ。しかし、クライマックスで一大ノーカットの殺陣をするはずだったアクション俳優が、危険を理由に降板してしまう。困り果てたハリウッドの映画スタッフは、本城に白羽の矢を立てた。周囲の制止する声を振り切り、自分の夢のため、誰かのヒーローになるために、本城は撮影スタジオへ向かった…。

★「ノンストップ」密室サスペンス!★

フライト・ゲーム 9月6日(土)公開
poster_app
(C) 2014 TF1 FILMS PRODUCTION S.A.S. – STUDIOCANAL S.A.

リーアム・ニーソンがジャウマ・コレット=セラ監督と『アンノウン』に続きタッグを組むサスペンス・アクション。高度1万2000mを飛ぶ旅客機を舞台に密室空間での深まる謎や頭脳戦がスピーディーに描かれる。共演に、オスカー4度ノミネートのジュリアン・ムーア、『それでも夜は明ける』でオスカー女優賞を受賞したルピタ・ニョンゴ、ミシェル・ドッカリーら。世界各国で初登場1位を記録。

暗い過去を引きずり、私生活でも問題を抱えている航空保安官のビル・マークスは、警備のために客を装ってNY発ロンドン行きの旅客機に乗り込んだ。心身ともに疲れきっていたビルだが、習慣から不審な人物がいないか、さりげなくチェックをしていた。そんな中、ビルの携帯電話に送信者不明のメールが届く。メールに書かれていたのは、指定の口座に1億5000万ドル送金しなければ20分ごとに機内の誰かを殺すという強迫文だった。その瞬間、守るべき146人の乗客が、146人の容疑者となる。ビルは調査に乗り出すが、何ひとつ手掛かりが得られない。さらに、犯人の指定口座がビルの名義になっていたことから、自分に容疑がかかってしまう。なすすべがないまま、姿なき犯人による凶行が繰り返される。機内の疑惑と緊張感が頂点に達するなか、次のタイムリミットが迫っていた。

★走り出したら止まらない! ポール・ウォーカー最期の主演作★

フルスロットル 9月6日(土)公開
poster_app
(C)2013 EUROPACORP – BRICK MANSIONS PRODUCTIONS INC.

2013年に自動車事故で不慮の死を遂げた、『ワイルド・スピード』シリーズで知られるポール・ウォーカーが生前に撮り終えた最後の主演作。「パルクール」を用いた肉体アクションで世界に衝撃を与えた、リュック・ベッソン製作・脚本のフランス映画『アルティメット』を英語リメイクしたサスペンス・アクション。「パルクール」の第一人者ダビッド・ベルがオリジナルに続き出演するほか、RZAがマフィアのボスに扮する。ウォーカーがカーアクションのみならず街中を登り、跳び、駆ける脅威の身体能力でベルとともに画面狭しと「フルスロットル」に暴れまくる。『トランスポーター3 アンリミテッド』や『96時間 リベンジ』などで編集者として長年活躍してきたカミーユ・ドゥラマーレが初メガホンを取る。

2018年、デトロイト。“ブリックマンション”と呼ばれる無法地帯では、暴力とドラッグが蔓延していた。ダミアンは、この町のギャングたちを型破りな方法で片っ端から捕まえていく、腕利きの潜入捜査官。優秀な警察官だった父親をブリックマンションのボス、トレメインに殺されており、その復讐に燃えていた。ある日ダミアンは、トレメイン一味に盗まれた最新鋭の中性子爆弾を取り戻すため、ブリックマンションへの潜入を指示される。爆発まで残されたタイムリミットは、たったの10時間。ブリックマンションで生まれ育った青年リノとともに、トレメインと、人質に捕られたリノの元彼女・ローラを救うため、頭脳と肉体を駆使してたった2人で立ち向かう。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で