『セーラー服と機関銃 -卒業-』橋本環奈、両親からの手紙に瞳潤わす「一番応援してくれた」

角川映画40周年記念作品『セーラー服と機関銃 -卒業-』初日舞台挨拶が5日日、都内・角川シネマ新宿にて行われた。この日、映画初主演となる橋本環奈(Rev. from DVL)をはじめ、長谷川博己、大野拓朗、宇野祥平、武田鉄矢、前田弘二監督ら豪華キャストが出席。安藤政信も登壇予定だったが、体調不良によりやむなく欠席となった。

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シリーズ累計264万部を超えるメガヒット原作を元に、1981年12月に公開され、一大ブームを巻き起こした角川映画の代表作『セーラー服と機関銃』(監督:相米慎二/主演:薬師丸ひろ子)。その後、長澤まさみ主演でTVドラマ化される。角川40周年の歴史が誇る伝説的タイトルのシリーズ最新作を橋本環奈主演で描く。

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これまで数々のプロモーション活動を敢行してきた橋本。公開初日を迎えたことに「『めだか組』組長の星泉として、強烈な個性をもった共演者の皆さんと対峙させていただきました。皆さんからの暖かい拍手をいただいて、ホッとしています」と感慨深く語った。また、卒業をテーマにした本作にちなみ「なにか卒業することが出来ましたか?」と聞かれ、「しょうもない話なんですが、早起きが出来るようになりました!ほんとに朝が苦手で、当たり前のことなんですが、撮影1ヶ月間は一切寝坊しなかったんです」と笑顔をみせた。

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本作でヤクザ役に初挑戦している長谷川は「むかし堅気なヤクザの役だったので、普段の役とは違って興奮しました」とコメントし、「新人の環奈ちゃんに『容赦しちゃいけない』と思いながら共演させていただいて、そしたら彼女もそれに応えてくれた。日々表情がどんどん変わっていく姿を見ることが出来てとても楽しかった」と橋本を称賛していた。さらに「アクションとかこういう男臭い役をもっとやっていきたい。『96時間』のリーアム・ニーソンみたいな」と今後の展望を明かした。

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一方、“組長”として本作を引っ張ってきた橋本に、武田は「アイドルではなく、女優として一歩を踏み出した橋本環奈。いつか福岡を旅立ち、東京で生きていく決心をしてほしい。冷たいかもしれないけど、そうしないと一人前にはなれない気がするんだ」と熱いエール。また、前田監督も「『アイドルが演じたらこの程度か』と思われたくないと話していました。その覚悟は相当なもので、あらゆるハードなシーンにも弱音を吐かず、全力で演じる姿に僕も刺激を受けた。僕の方こそ成長させていただいた」と賛辞をおくった。

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イベントでは初主演映画の封切りを祝して、橋本の両親からサプライズの手紙が。「生まれて17年間あまり泣き顔を見せない環奈が、クランクアップの時に泣きながら挨拶しているのを見て、決して弱音を吐かず頑張っていましたが、相当なプレッシャーの中の、1ヶ月だったはず。女優として良いスタートが切れたこと、本当に嬉しく思います。これからも、周りの人に対して感謝の心を持った、優しい娘でいてください」と温かいメッセージが綴られていた。瞳を潤わせる橋本は「この仕事をやりたいと話したときも、なんの反対もせずに一番応援してくれたのが両親でした。本当にありがとうございます」と感無量の表情をみせ「女優というお仕事が大好きになりました。今日で星泉を卒業しますが、この映画で勉強させていただいたことを糧に、これからも頑張っていきたい」としみじみ締めくくった。

映画『セーラー服と機関銃 -卒業-』は全国公開中

【CREDIT】
原作:赤川次郎「セーラー服と機関銃・その後 -卒業-」
監督:前田弘二  脚本:高田亮
出演:橋本環奈/長谷川博己/安藤政信/大野拓朗/宇野祥平/古舘寛治/鶴見辰吾/榎木孝明/伊武雅刀/武田鉄矢
配給:KADOKAWA

©2016「セーラー服と機関銃-卒業-」製作委員会

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