本格映画をスクリーンで!(2014年9月16日号)

本格SF、本格カー・アクション、本格時代劇……
心打たれる、迫力の本格映画を映画館で!
今週末公開の新作映画情報をお届けします。

★猿と人類の存亡を懸けた決断──共存か、決戦か★
猿の惑星:新世紀(ライジング)』 9月19日(金)公開
監督:マット・リーヴス
出演:アンディ・サーキス/ジェイソン・クラーク/ゲイリー・オールドマン/ケリー・ラッセル 他
0630-出稿(C)2014 Twentieth Century Fox

『猿の惑星』シリーズの前日譚としてリブートした2011年『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』の続編。猿のリアルな動きや表情を繊細かつダイナミックに映像化した革新的なパーフォマンス・キャプチャーはさらなる進化を遂げ、初の屋外での使用により、縦横無尽に動き回る野性的な猿を表現。猿たちのリーダーであるシーザーを前作に続いて『ロード・オブ・ザ・リング』のゴラム役などモーション・アクターとして名高いアンディ・サーキスが演じる。名優ゲイリー・オールドマン、『ゼロ・ダーク・サーティ』のジェイソン・クラーク、『M:i:Ⅲ』のケリー・ラッセルが人間側の苦悩を生々しく体現。監督は『クローバーフィールド/HAKAISHA』『モールス』のマット・リーブス。猿と人類のそれぞれの種の存亡を懸けた決断は、地球の「新世紀」の夜明けへ。

天性のリーダーシップを備えた猿のシーザー(アンディ・サーキス)が、仲間を率いて人類への反乱を起こしてから10年後。より勢力を拡大し、手話と言語を操る猿たちは、森の奥に文明的なコロニーを築いていた。一方、人類のわずかな生存者グループは、荒れ果てた都市の一角に身を潜め、希望なき日々を過ごしていた。ある日、人間たちがエネルギー資源を求めて猿のテリトリーに足を踏み入れたことから、一触即発の事態が勃発。シーザーと、生存者グループの穏健派マルコム(ジェイソン・クラーク)は和解の道を探るが、憎しみを抑えられない両陣営の対立は激化していく。共存か、それとも闘いか、破滅的な最終決戦へのカウントダウンが刻まれる中、シーザーは生き残るための重大な決断を迫られていく。

★平均45秒に1台が大破! 映画史上、最も純粋なカー・アクション★
『ゲッタウェイ スーパースネーク』 9月20日(土)公開
製作総指揮:ジョエル・シルバー
監督:コートニー・ソロモン
出演:イーサン・ホーク/セレーナ・ゴメス/ジョン・ヴォイト 他
poster_app(C) 2013 ADF Acquisitions, LLC. All Rights Reserved.

『ビフォア・ミッドナイト』のイーサン・ホーク、『スプリング・ブレイカーズ』のセレーナ・ゴメスが共演。カー・マニア垂涎の最速191.5キロを誇るマッスルカー、シェルビー・マスタングGT500「スーパースネーク」が全編に渡って大爆走を繰り広げ、全130台の車両が実際に激突する本格カー・アクション。『マトリックス』などを手がけたプロデューサーであるジョエル・シルバー製作総指揮のもと、ハリウッド映画では初となる極寒のブルガリアでの全面ロケを敢行。新鋭コートニー・ソロモンがメガホンを取り、平均的な映画のカット数1600を遥かに超える6150カットの熱狂的なエネルギーで爆走する。

元プロ・レーサー、ブレント・マグナ(イーサン・ホーク)のもとに、妻を誘拐したという脅迫電話が入る。「車を盗め。そして走れ。さもなければ妻は死ぬ」という指示に従い、マスタング・スーパースネークのアクセルを踏むブレント。それが死のゲームの始まりだった。盗んだ車の所有者だと主張する生意気な少女(セレーナ・ゴメス)が同乗し、街中をパトカーの群れに包囲される中、次々と降りかかる“課題”をこなすために、ブレントはブルガリアの首都ソフィアを大暴走する。ブレントに指示を出し続ける不敵な声はブレントにひたすら走り続けることを命じるのだった。

★日本のいい映画ができました。★
柘榴坂の仇討』 9月20日(土)公開
監督:若松節朗
出演:中井貴一/阿部寛/広末涼子/髙嶋政宏/真飛聖/吉田栄作/堂珍嘉邦/近江陽一郎/木﨑ゆりあ/藤竜也/中村吉右衛門 他
poster_app (C)2014映画「柘榴坂の仇討」製作委員会

『鉄道員(ぽっぽや)』など映画化作品も数多い作家である浅田次郎が2003年に発表した短篇集「五郎治殿御始末」収録の「柘榴坂の仇討」を映画化。同じく浅田原作の『壬生義士伝』で日本アカデミー賞最優秀男優賞を受賞した中井貴一が主演を務める。阿部寛、広末涼子ら豪華俳優陣が顔を揃える本格時代劇。二代目中村吉右衛門の19年ぶり映画出演も話題に。監督は『ホワイトアウト』『沈まぬ太陽』の若松節朗。音楽を久石譲が担当。

1860(安政7)年、彦根藩士・志村金吾(中井貴一)は、時の大老・井伊直弼(中村吉右衛門)に仕えていたが、雪の降る桜田門外で水戸浪士たちに襲われ、眼の前で主君を失ってしまう。両親は自害し、妻セツ(広末涼子)は酌婦に身をやつした。しかし、金吾は切腹も許されず、仇を追い続けるよう命が下る。時は移り、彦根藩もすでに無い13年後の1873(明治6)年、ついに金吾は最後の仇・佐橋十兵衛(阿部寛)を探し出す。しかし皮肉にもその日、新政府は「仇討禁止令」を布告していた。「直吉」と名を変えた十兵衛が引く人力車は、金吾を乗せ柘榴坂に向かう。そして運命の2人は13年の時を越え、ついに刀を交える。

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