『仮面ライダー1号』藤岡弘、1971年の第1話放送以来45年ぶり&イベント初の“マスクオフ姿”披露！「“ライダー魂”の血が騒いでいる」

2016年3月15日

仮面ライダー45周年記念超大作としてスクリーンに甦る『仮面ライダー1号』完成披露イベント&舞台挨拶が15日、都内・新宿バルト9にて行われた。この日、藤岡弘、をはじめ、西銘駿、岡本夏美、阿部力、長澤奈央、武田幸三、大沢ひかる、山本涼介、柳喬之、大杉漣ら豪華キャストが登場した。

今から45年前に誕生し、世界各地で悪と戦い続けていた最初の仮面ライダー・本郷猛が、偉人や英雄の力を借りて変身する仮面ライダーゴースト・天空寺タケルをはじめ、その仲間たちと日本の最大の危機に立ち向かうストーリー。

当時、仮面ライダー1号・本郷猛を演じていた藤岡弘、が約45年ぶりに再び主演を務める本作。完成披露イベントでは、藤岡が1971年4月3日の「仮面ライダー」第1話放送以来、45年ぶり&イベント初の“マスクオフ姿”披露した。バイク音と「ライダー、変身！」の声が鳴り響き、盛大に登場した藤岡こと本郷猛。割れんばかりの拍手と歓声を浴びた藤岡は「45年の時を超え、世界で戦ってきた本郷猛、日本に帰ってまいりました。本郷猛こと藤岡弘、です」と貫禄たっぷりにあいさつ。

「初代仮面ライダーとして初めてライダースーツを着て仮面を被り、2輪に乗ったときの気持ちが蘇ってきました」と振り返る藤岡は、「命がけで戦ってきた思い出とともに、体中を熱く熱く、45年の時を超え、“ライダー魂”の血が騒いでおります」と力強く語った。「CGも何もなかったあの時代、身体を張って命を投げて、僕もスタントマンとやらせていただいた。本当に45年、あっという間の年月だったなと思い起こされます。再びこうやって奇跡のように、同じ本郷猛をやらせていただいて、感無量でございます」と想いを明かした。

仮面ライダーゴースト・天空寺タケル役の西銘は、藤岡との共演に「芝居は気持ちが乗っかると、自然に相手に気持ちをぶつけられると藤岡さんから教わりました。今までは形にこだわってしまうこともあったんですが、しっかり人の目を見て思いをぶつける芝居を意識して頑張りました」と刺激を受けた様子。

仮面ライダーの最大の宿敵・地獄大使を7年ぶりに演じる大杉は「役は地獄大使ですが、気持ちは天国のよう」と出演を喜び、「メモリアルな作品で、藤岡さんがこうして隣にいることが奇跡のような感覚。藤岡さんをはじめ、みんなの思いが詰まっている」とコメント。また「敵役なのに藤岡さんからコーヒーをいただいた」と明かし、「藤岡さんの言葉一つ一つが、仮面ライダーの現場の雰囲気を暖かくしてくださった。みんなが心を一つにして作品を作り上げることができたのは、藤岡さんのコーヒーに現れてる」と感慨深く語った。

イベントの最後に藤岡は「当時から思いはひとつも変わっておりません。あの時の原点に返った思い、45年のライダー魂を背負いながらやらせていただきました。石ノ森章太郎先生をはじめ、関係者やスタントマン、当時の恩師たちの顔が浮かんできて、その思いすべてを私が背負ってるんだなと思うと、身の引き締まる思いです」と真摯に語った。

イベント後に行われた舞台挨拶で藤岡は「企画の段階から携わらせていただいた。何度も練上げながら、やっと主演という形で完成することができ、本当に嬉しく思っております」と喜びのコメント。また、「初代仮面ライダーの本郷猛、45年の時を経て同じ人物を演じることは奇跡のような内容。単独主演ということでびっくりしましたが、撮影は楽しかった！」と笑顔を見せ、「皆さんと一緒に熱く燃えて、熱気があって過酷な撮影だったんです。映画っていいなと、45年前当時を思い出しながら、現場が楽しかったですね！」と撮影を振り返っていた。