香港映画祭で宮藤官九郎、『 TOO YOUNG TO DIE! 』劇中歌詞のテーマ明かす「好きな人がそばにいればそこが天国」

長瀬智也・神木隆之介出演『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』が、現在開催中の第40回香港国際映画祭の招待作品として公式上映され、メガホンを取った宮藤官九郎が舞台挨拶とQ&Aに登壇した。

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本作は、宮藤官九郎が豪華キャストで贈る世界初“超地獄級”コメディ。まだキスもしたことがない、不慮の事故でホンモノの地獄に落ちた17歳の高校生・大助を、地獄専属ロックバンド・地獄図(ヘルズ)を率いる“赤鬼”キラーKの鬼特訓が襲う!生き返りを賭けた大助の地獄めぐりを描く。

TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ

今回で40回目を迎える香港国際映画祭は、香港で開催されるアジアを代表する国際映画祭の1つで、毎年3月下旬から約2週間にわたり約280作品が公開される香港を代表する一大イベント。宮藤監督は、2月にもロッテルダム映画祭を訪れており、本作で2度目の国際映画祭参加に。現地時間3月28日の21時に行われた上映前舞台挨拶で、宮藤は「遅い時間にも関わらず、足を運んで下さりありがとうございます。楽しんでください」と感謝の挨拶。

TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ

上映後には、客席で鑑賞していた宮藤に向け、観客からスタンディングオベーションが。Q&Aで、地獄の映画を撮ろうと思ったきっかけを尋ねられた宮藤は「長瀬君と一緒にバカみたいなロックの映画をやりたいと思ったのが最初です。長瀬君とはドラマも映画も含めて何本も一緒に仕事をしていて、そろそろ人間じゃない役をやって貰ってもいいんじゃないかと思った。地獄の鬼がギターを持って地獄に立っていて、そこに神木君演じる大助が何度も落ちてくるというシーンがまず最初に思い浮かんだ。そこから、地獄と輪廻転生の映画にしようと思いました」と明かした。

TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ

また、長瀬演じるキラーK率いる地獄専属ロックバンド・地獄図が歌う劇中歌の歌詞について「歌詞は深く考えたものもあれば勢いで書いたものもあり、色々ですけど、“あなたがいれば そこは天国”という歌詞がこの作品のテーマを語りつくしているので、好きな人がそばにいればそこが天国というのが一番のテーマです」と語った。

TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ

最後に宮藤にとっての青春を聞かれると、「僕はもう45歳になりますが、まだ青春が続行している感じだと思います。他の作品でも一貫していますが、ある程度年を重ねた大人の中にも青春が残っているというのがずっとやりたいことだと思うので、扱うテーマは変わっても青臭い部分というのはこれからも描いていきたいと思います」と笑顔で語り、イベントを締めくくった。なお、1月に延期を発表した本作の日本公開日が6月25日(土)に決定した。

映画『 TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ 』は6月25日(土)より全国公開

【CREDIT】
監督・脚本:宮藤官九郎
出演:長瀬智也/神木隆之介/尾野真千子/森川葵/桐谷健太/清野菜名 他
公式サイト:TooYoungToDie.jp

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