『マネーモンスター』ジュリア・ロバーツ、親友ジョージ・クルーニーらとのカンヌ初参加に「夢が叶ったわ！」

2016年5月13日

監督ジョディ・フォスター×ジョージ・クルーニー×ジュリア・ロバーツとオスカー俳優がタッグを組んだリアルタイム・サスペンス『マネーモンスター』が6月10日より全国公開される。この度、第69回カンヌ国際映画祭にキャストが登壇したレッドカーペットイベントの模様が到着した。

監督作品4作目となるジョディ・フォスター最新作は、軽快なトークと財テク情報で高視聴率を稼いでいる人気TV番組「マネーモンスター」がジャックされ、犯罪現場が全米生中継されてしまうさまを描くリアルタイム・サスペンス。番組司会者のリー・ゲイツ役にジョージョ・クルーニー、番組ディレクターのパティ役にジュリア・ロバーツ、番組をジャックする犯人をジャック・オコンネルが演じる。

現地時間5月12日に同映画祭のメイン劇場であるリュミエール大劇場にて盛大にガラ上映が実施された。ジュリア・ロバーツ主演作品がカンヌ映画祭で上映されるのは、長年のキャリアにして今回が初。一方、ジョディ・フォスターのカンヌ初体験は今から40 年前パルム・ドールを受賞した1976年『タクシードライバー』で、自身の監督作がカンヌで上映されるのは2011年のメル・ギブソン主演『それでも、愛してる』以来、5 年ぶり 2 回目に。

同日行われた記者会見に出席したジョージ・クルーニーは「ジョディは信じられないほど才能のある監督だけでなく、信じられないほど才能ある俳優でもある。だから彼女は俳優たちとどういう風に話すかを心得ているんだ。ジョディは俳優たちが色んなことにチャレンジする安全な場所を作ることに長けているんだ。素晴らしい経験だった」とジョディとのタッグに手応えを感じている様子。

一方、初のカンヌ参加となったジュリア・ロバーツは「カンヌに来るのはこれが初めてよ。本当にここはクレイジーね。そして素晴らしいわ。映画の祝典ですもの。すぐ隣には親愛なる友人ジョージがいて、私がどこにでもついて回りたくなるようなジョディがいて。夢が叶ったわ！素晴らしい以外の何ものでもないわ」と喜びを爆発させていた。

ジョディ・フォスターもカンヌの空気に「特別な時間だわ。長いこと俳優をやってきて、たくさんの映画を作ってきたけれども、俳優としての人生のまさにスタートだった。パルムドールも受賞したの。あれから40年たって、監督としてここカンヌに戻って来られたことは素晴らしく名誉なこと。自分が尊敬する素晴らしい映画監督たちとこの場に立てて、ファンタスティックだわ」と充実感をのぞかせた。