映画『ぶどうのなみだ』の初日舞台挨拶が11日、東京・渋谷の渋谷シネクイントで行われ、大泉洋、安藤裕子、染谷将太、三島有紀子監督が登壇。ヒット祈願にシャンパンタワーならぬワイングラスタワーに赤ワインを注いだ。
映画『ぶどうのなみだ』の初日舞台挨拶が11日、東京・渋谷の渋谷シネクイントで行われ、大泉洋、安藤裕子、染谷将太、三島有紀子監督が登壇。ヒット祈願にシャンパンタワーならぬワイングラスタワーに赤ワインを注いだ。
台風が近づくものの、この日の東京は晴れ。自他共に認める雨男だという大泉は「台風が近づいているという予報ですが、この初日のために私が食い止めております」と“大泉節”が全開。安藤には「大泉さんが興奮すると雨が早まってしまうので、興奮しないで」とたしなめられてしまった。
本作は、もがき苦しみながら人生の再生を目指すアオ(大泉)と、ひたむきに自分の人生を生きるエリカ(安藤)の心の交流も見どころの一つ。大泉は、「思いのほかラブストーリーだったなと若干驚きましたね。ただ、私の好きな展開だったので、ワクワク、ドキドキでした(笑)」と振り返った。
続いて、豪華ワインタワーが登場。大泉が「急にホストクラブ感が出てきましたね(笑)」と言いながらワインを注ぐと、見事な赤ワインのタワーが完成し、観客からは大きな歓声が送られた。
最後に三島監督は、「大泉洋さんの演技を見て、鳥肌が立ちました。その時に本当にこの映画を撮ってよかったなと思いました。みなさんにアオ、エリカ、ロク(染谷)のたたずまいや生き方を見ていただいて、人間の味わいって何かなと考えていただければ嬉しいです」と挨拶した。
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【Story】
北海道・空知。父親が残した葡萄の樹と小麦畑のそばで、兄のアオ(大泉洋)はワインをつくり、ひとまわり年の離れた弟のロク(染谷将太)は小麦を育てている。アオは“黒いダイヤ”と呼ばれる葡萄ピノ・ノワールの醸造に励んでいるが、なかなか理想のワインはできない。そんなある日、キャンピングカーに乗った一人の旅人が、突然2人の目の前に現れた。エリカ(安藤裕子)と名乗る不思議な輝きを放つ彼女は、アオとロクの静かな生活に、新しい風を吹き込んでいく。
配給:アスミックエース
10月11日(土)より、全国公開中
公式HP http://budo-namida.asmik-ace.co.jp/
(C) 2014『ぶどうのなみだ』製作委員会