『君の名は。』 Anime Expo 2016で世界初上映、5分超のスタンディングオベーションに新海誠歓喜!

新海誠監督最新作『君の名は。』が、米・ロサンゼルスで開催中の北米最大のアニメコンベンションAnime Expo 2016において、現地時間7月3日、世界初上映となるワールドプレミアが開催された。

千年ぶりとなる彗星の来訪を一か月後に控えた日本を舞台に、夢の中で“入れ替わる”少年と少女の恋と奇跡の物語。世界の違う二人の隔たりと繋がりから生まれる「距離」のドラマを圧倒的な映像美とスケールで描く。三葉が夢の中で見た男の子・瀧を神木隆之介、自らの運命に翻弄されていくヒロイン・三葉を上白石萌音がそれぞれ演じる。

君の名は。

7月1日より4日間にわたって開催される「Anime Expo」は1992年から開催され、今回で25年目。新海誠作品はこれまで2013年に『言の葉の庭』が上映され、今回が3年ぶりの参加に。その新海監督最新作の世界初上映という事もあり、3000人以上を収容するホールで上映。今回の「Anime Expo」のプログラムとしては、唯一のワールドプレミアとして開催された。

前回を遥かに超える地元ファンの熱気を前に、上映前に登壇した新海監督が英語も交えて「3年間かけて全身全霊で作りました。4日前に完成したばかりの作品です。皆さんが世界で最初に観るお客さんです」と語ると、早くも場内のボルテージは最高潮に。そしていよいよ本編上映が始まるや否や、その圧倒的な映像美に感嘆の声をあげる観客が続出。クライマックスでは場内が感動の涙に包まれ、エンドロールが流れると共に超満員の3400名の大観衆から、5分を超えるスタンディングオベーションが贈られた。

君の名は。

新海監督は「上映中に、こんなにいろんな場面で、笑ってくれて、泣いてくれて、拍手をしてくれるなんて、想像もしていなかったです。何年間も待ってくれているファンがいることを実感できて感動しました」と喜びを噛みしめるようにコメント。

君の名は。
君の名は。

上映後の観客からは「1分1秒たりとも見逃せない!」「心を鷲掴みにされた」「ファーストシーンから涙が止まらなかった」など、絶賛の声が続出。引き続きおこなわれたパネルディスカッションでは、感極まって涙ながらに監督に想いを伝えるファンの姿も。さらに続くサイン会でも、受付5時間前からサインを求めるファンが殺到し、1時間の予定のサイン会を急遽2時間に延長するほどの大盛況に。また、今回のワールドプレミアに引き続き、北米での『君の名は。』の配給も決定した。(公開時期は未定)

映画『君の名は。』は8月26日より全国東宝系にて公開

【CREDIT】
原作・監督・脚本:新海誠
作画監督:安藤雅司 キャラクターデザイン:田中将賀
音楽:RADWIMPS
声の出演:神木隆之介、上白石萌音、長澤まさみ、市原悦子ほか
制作:コミックス・ウェーブ・フィルム 配給:東宝

©2016「君の名は。」製作委員会

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で