『ウォーターボーイズ』『スウィングガールズ』で知られる矢口史靖監督最新作『サバイバルファミリー』が2017年に全国公開されることが発表された。
「ある日、地球から電気が消えた!?」本作は、乾電池を含むあらゆる電化製品から、電車、自動車、ガス、水道まで、電気を必要とするものが完全にストップしてしまった東京を舞台に、ある家族が生き残るべく奮闘するサバイバルムービー。
主人公で一家の主、父・鈴木義之を演じるのは、大河ドラマ「真田丸」秀吉役をはじめ、いま大活躍中のオヤジ俳優NO.1、小日向文世。主演のオファーに「嬉しい反面、『本当に自分でいいんですか!?』と思った久々の矢口組。妥協しない矢口監督が頼もしくもあり、時々憎たらしくもあり……」と皮肉交じりに喜びを明かし、「豚を追いかけまわしていたら振り落とされてあばらを強打したり、12月目前の川の中で泳がされたり、突然素っ裸になれと言われたり……がとても楽しい現場でした!」とコメントを寄せた。
母・光恵には、映画『岸辺の旅』でのキネマ旬報ベスト・テン主演女優賞も記憶に新しい、シリアスからコメディまで抜群の演技力で演じきる、深津絵里。「矢口監督と初めてご一緒したのは、私が20代の頃。猫を演じました。そして時が過ぎ、40代になった私が監督の元、再び演じたのは大学生と高校生の子どもを持つお母さん。猫から母へ…役者冥利に尽きます」と語り、「監督は常にリアルっぽい簡単なことなど求めてはいないのです。父、母、息子、娘、矢口監督が描く欲深い家族の物語です。もしかしたら、いざという時に役に立つ映画かもしれません。どうぞお見逃しなく!!」とアピールした。
息子の鈴木賢司役には、ドラマ「マッサン」「表参道高校合唱部!」や映画『秘密』『君と100回目の恋』と話題作への出演が目白押しの泉澤祐希。娘の鈴木結衣を、CMやバラエティー番組「スカッとジャパン」でもお馴染み、『ホラーの天使』で映画初主演を務める葵わかながそれぞれ演じる。
今回の作品もオリジナル脚本を描く矢口監督は「ようやく新作ができました!今まで僕が作ってきた作品とは、かなり違います。もしある日突然『電気』がなくなってしまったら、現代人は生きていけるのか?という、異色かつハード!」と自信をのぞかせ、「笑っているだけでは済まされない映画になりました。ぜひ、映画館でご覧下さい。(※注意!)大変危険です。この一家の真似は絶対にしないで下さい」とユーモアを交えてアピールした。
映画『サバイバルファミリー』は2015年9月16日から11月30日の期間に撮影され、2017年に全国公開を迎える。
【CREDIT】
配給:東宝 公式サイト:http://survivalfamily.jp/
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