司馬遼太郎の名作「関ヶ原」を岡田准一主演、原田眞人監督で映画化!共演に役所広司×有村架純

累計発行部数580万部以上を誇る歴史小説の大家・司馬遼太郎の名作「関ヶ原」を、岡田准一主演、役所広司、有村架純共演で映画化されることが発表された。2017年8月26日公開。

本作は、「国取り物語」「新史太閤記」と並ぶ“戦国三部作”であり、「覇王の家」「城塞」と並ぶ“家康三部作”のひとつでもある司馬遼太郎原作の戦国史上最大の合戦・関ヶ原の戦いを描く。1981年にTBSでドラマ化され、司馬遼太郎作品の実写映画化は1999年公開『梟の城』以来18年ぶり。己の「正義」を強く信じ、愛を貫き通そうとした“純粋すぎる武将”石田三成を岡田准一が演じ、豊臣秀吉亡きあとの天下取りに野望を抱き、三成と相対する徳川家康役に役所広司、三成の下で忍びとして愛し支え続ける初芽(はつめ)を有村架純が演じる。監督を『日本のいちばん長い日』『駆込み女と駆出し男』の原田眞人が務める。

関ヶ原
司馬遼太郎「関ヶ原」(上)(中)(下) 新潮文庫刊

NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」、映画『蜩ノ記』以来となる本格時代劇への出演で、原田監督作品に初参加となる岡田は「日本で一番の大合戦『関ヶ原』が映画化されることを僕自身、今から楽しみにしています。 歴史好きとして、本来の人物像に近いであろう『石田三成』を演じることができ嬉しく思います。 原田眞人監督のもと役所広司さん、有村架純さんを始めとするキャストの皆様、スタッフの皆様と 全力で撮影に挑みたいと思います」と意気込みを明かしている。

原田監督作品の常連でもあり、これまで数々の歴史上の人物を演じてきた役所。本作で演じる徳川家康役は初挑戦となり、今までの「好々爺」として描かれていた家康像を、策略を巡らし反三成の大名を多く取り込みながら、三成を追い詰めていく、 まさに権力欲に燃える東軍大将を魅力的に演じる。役所は「信長、秀吉など、数々の戦国武将の成功と失敗を間近に見て学んできた家康が、 人生最大の大博打『関ヶ原の戦い』に挑み、勝利するまでの心の動き、 今からワクワクしています」とコメント。

関ヶ原

本格時代劇初出演、殺陣アクションにも初挑戦となる有村は「この度、初の時代劇に挑戦させていただくことになりました。言葉や所作、アクション、一から覚える事がたくさんありますが出演されるキャストの方々のお芝居を見て勉強しながら、その時代を生きた人物として、石田三成の腰元として女を忘れしっかりと役目を果たしたいなと思います。精一杯頑張ります」と意気込みを語っている。

原田監督は『ラスト サムライ』で俳優としてハリウッドデビューしており、大掛かりな合戦シーンを目の当たりにして、本作の新たな構想が湧いたという。「今、三成の血を継承することの重要性を感じています。司馬遼太郎文学の素晴らしさは『正義の信奉者』のもたらすマイナス面も活写し、石田三成を偶像視していないところです。三成と敵対する徳川家康のリアリストの悪しき面と魅力も同時に捕えています。私の中にも60%の三成と、40%の家康が共存しています。そこに、『関ヶ原』を作る意義がある、『ラスト サムライ』を超える日本発の世界戦略時代劇を作りたい!」と述懐している。

岡田と役所は『蜩ノ記』以来2年振り2度目の共演となり、有村は共に初共演。撮影は8月中旬より約2か月半、滋賀・京都などを中心に、国宝級の歴史的建造物での映画初撮影も予定している。

映画『関ヶ原』は2017年初秋全国公開

【CREDIT】
出演:岡田准一 有村架純/役所広司
監督・脚本:原田眞人 原作:司馬遼太郎「関ヶ原」(新潮文庫刊)
製作:「関ヶ原」製作委員会 製作プロダクション:東宝映画/ジャンゴフィルム
配給:東宝 アスミック・エース
公式HP:http://sekigahara-movie.com/

©2017「関ヶ原」製作委員会

※司馬遼太郎の「遼」の字は「しんにょう」に二点が正式表記

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