『溺れるナイフ』 主題歌はドレスコーズによる再録版「コミック・ジェネレイション」に決定、志磨遼平の劇中カット解禁

ジョージ朝倉の同名少女コミックを、小松菜奈×菅田将暉のW主演で実写映画化した『溺れるナイフ』が11月5日より全国公開される。この度、WEB限定版ポスタービジュアルが解禁され、主題歌を本作で映画初出演となった志磨遼平のソロプロジェクト、ドレスコーズが担当することがわかった。

溺れるナイフ

おとぎ話みたい』『5つ数えれば君の夢』など独自の美学溢れる青春映画で注目を集める新鋭監督・山戸結希がメガホンを取る本作。「10代の一瞬間(=全能感)」の謳歌、挫折、再生を描き出す青春ラブストーリー。強烈なオーラを放つ地元の少年コウの魅力にのめり込んでいく美少女モデル・夏芽役に小松菜奈、夏芽の美しさに同類の力を感じ、付き合い始めるコウを菅田将暉が演じる。また、孤独な夏芽を救う同級生・大友役に重岡大毅(ジャニーズWEST)、コウに急接近する幼馴染・カナ役に上白石萌音、さらに、志磨遼平(ドレスコーズ)、斉藤陽一郎、嶺豪一、伊藤歩夢、堀内正美、市川実和子、ミッキー・カーチスらが脇を固める。

溺れるナイフ

主題歌は志磨が在籍していた伝説のバンド・毛皮のマリーズの名曲「コミック・ジェネレイション」を、本作のためにドレスコーズがニューバージョンで再録したもの。志磨は「昔のぼくはあまりに傲慢で、自分以外の誰のためにも歌ってはいない。今作に寄り添うことが出来ているかはなはだ不安です、と正直に伝え、監督との相談の末にこの度の再演奏・再録音を行いました」とコメント。「これは『溺れるナイフ』という夢、その中で暮らす夏芽とコウちゃんのためだけに演奏した(つまり自分以外のために演奏する、初めての)“コミック・ジェネレイション”です。たった一度の録音とたった一度の初演技を、ぼくはこの作品に捧げます」と主題歌へ込めた想いを明かした。

溺れるナイフ
溺れるナイフ

また、本作の志磨の場面写真も解禁された。気鋭フォトグラファーであり、映像クリエイターの広能を演じた志磨は、カメラを構えるときは、腕をあげ足を広げるなど実際のカメラマンを参考に役作りに挑んだという。志磨は「2013年、最も衝撃を受けた映画『おとぎ話みたい』とそれを撮った若干24歳(当時)の山戸結希。「詩のような映画」ではなく「映画のような詩」を初めて目撃したぼくに、その監督自ら今作『溺れるナイフ』への出演オファーを頂いて断る理由はありませんでした。これがぼくの初演技となります。ご笑納下さい」と出演に至った経緯を語った。

山戸監督は「志磨さんの眼の、ひとを硬直させる感じ。声の、がんじがらめにする感じ。誰にも似ていない手。志磨さんだけが歌う歌だと、1秒目から永遠に分からせてくれる感覚。今回の音源をスタジオで初めてお聴きした時、心の内側に満ちる『コミック・ジェネレイション』から、心の外側を満たそうとする『コミック・ジェネレイション』に生まれ変わっていただいたのだと感じました。彼の歌に世界を破いて光を射される、傷だらけの女の子にいつか出会うのでしょう」と志磨が歌う主題歌の印象を明かし、「志磨遼平さんは、すべての女の子にとっての、広能さんみたいな男の子でもあるのだと、和歌山で広能役を演じる彼自身を見ながら、あるいは東京の編集室で日毎彼の残像を見ながら。暗闇で最後にその歌が流れた時、客席の女の子が自分自身と、小松菜奈さん演じる夏芽とが重なる場所を見つける姿が、かけがえなく頭をよぎるのでした」と、その演技を絶賛した。

「コミック・ジェネレイション」は、映画『GANTZ:O』主題歌となった「人間ビデオ」とW主題歌シングルとして10月12日(水)に発売される。

映画『溺れるナイフ』は11月5日よりTOHOシネマズ渋谷ほか全国公開

【CREDIT】
原作:ジョージ朝倉「溺れるナイフ」(講談社「別冊フレンド」刊)
監督:山戸結希(『あの娘が海辺で踊ってる』、『おとぎ話みたい』)
出演:小松菜奈、菅田将暉、重岡大毅(ジャニーズWEST)、上白石萌音、志磨遼平(ドレスコーズ)、斉藤陽一郎、嶺豪一、伊藤歩夢、堀内正美、市川実和子、ミッキー・カーチス
配給:ギャガ 公式サイト:http://gaga.ne.jp/oboreruknife/

©ジョージ朝倉/講談社 ©2016「溺れるナイフ」製作委員会

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