松山ケンイチ主演『聖の青春』秦基博の主題歌「終わりのない空」流れる新予告公開

2016年9月5日

大崎善生の同名処女作を松山ケンイチ主演で映画化した『聖の青春』の公開日が11月19日に決定。この度、本作の主題歌を、今秋デビュー10周年を迎える秦基博が務めることがわかった。あわせて新ビジュアルと新予告編が到着した。

「東の羽生、西の村山」と並び称された、実在した天才棋士・村山聖（さとし）の将棋に全人生を賭けた、29年の生涯を描く感動のノンフィクション小説を映画化した本作は、100年に1人と言われる天才・羽生善治と「東の羽生、西の村山」と並び称されながら、名人への夢半ばで倒れた“怪童”の一生を、師弟愛、家族愛、そして羽生ら今も将棋界で活躍する仲間たちとの友情を通して描く。監督を『ひゃくはち』『宇宙兄弟』の森義隆が務める。

主人公・村山聖を演じる松山ケンイチ、聖の最大のライバル・羽生善治を演じる東出昌大をはじめ、聖を支えた師匠・森信雄役にリリー・フランキー、母・村山トミ子役に竹下景子、弟弟子・江川役を染谷将太がそれぞれ演じ、安田顕、柄本時生、北見敏之、筒井道隆ら豪華キャスト陣が脇を固める。

名人になることだけを夢見て、命を削りながら将棋に全てを懸けた将棋指し・村山聖の一生に感銘を受け、主題歌「終わりのない空」を書き上げたという秦。「曲作りは5月頃から。完成直前の映像を拝見し、将棋を通した魂のぶつかり合い、聖の、病気という困難に直面しながらも、名人という夢に突き進んでゆくその姿に感動をおぼえました」と語り、「サビには聖のその瞬間、瞬間にいのちを燃やし、全身全霊ぶつかっていくさま、そして、彼が手記に遺した『人間は悲しみ、苦しむために生まれた。それが人間の宿命であり、幸せだ。』という言葉から汲み取った想いを込めています」とコメントを寄せている。

主題歌「終わりのない空」が流れる予告編では、“西の怪童”と呼ばれた天才棋士・村山聖は、最大のライバル羽生善治と死闘を繰り広げる一方、医師から癌を宣告される姿が捉えられており、秦が歌う主題歌が、短くも全力で駆け抜けた聖の生き様から「どう死ぬか、どう生きるか」というメッセージへとを観ている者に問いかける感動必至の映像に仕上がっている。