役名で女優デビューの藤野涼子が意気込み語る/『ソロモンの偽証』製作報告会見

映画『ソロモンの偽証』の製作報告会見が12日、東京・赤坂にある明治記念館で行われた。会見には、佐々木蔵之介、夏川結衣、永作博美、黒木華、尾野真千子、成島出監督、原作者・宮部みゆきに続き、1万人にも及ぶ候補者の中からオーディションで選ばれた中学生キャスト7名が登壇。主演の藤野涼子は劇中で演じる役名で女優デビューを果たす。
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映画『ソロモンの偽証』の製作報告会見が12日、東京・赤坂にある明治記念館で行われた。会見には、佐々木蔵之介や夏川結衣、永作博美、黒木華、尾野真千子、成島出監督、原作者・宮部みゆきに続き、1万人にも及ぶ候補者の中からオーディションで選ばれた中学生キャスト7名が登壇した。

本作はベストセラー作家・宮部みゆきの原作を、『八日目の蝉』の成島出監督が映画化したもの。映画化された経緯について監督は「最初は映画化・企画ということを考えず書店で出会った。購入して一晩で読んだのですが、すぐに原作権を確認し『八日目の蟬』チームに相談した。配給会社も無茶を聞いてくれて宮部先生も作品を託してくれたので、映画化に至った」と知られざるエピソードを明かした。

今までの作品の中でもとりわけ構想・執筆期間が長かったという本作の映画化の依頼を受けた宮部は「成島監督からは、お手紙を頂戴しました。拝読して作品をお預けしようと思ってからは、とても楽しみだった」と心境を語った。
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オーディションで見事メインキャストの座をつかみ取った主演の藤野涼子は、劇中演じる役名で女優デビューを果たす。藤野は、「演技の経験も少ないですし、大役を務められるのか不安だった。藤野涼子は人のことをよく考えて行動する役なので、そこを心がけて演じた」と撮影の様子を振り返った。また、自身の母親役を演じた夏川について「初めて会ったときからずっと緊張していたが、あるとき夏川さんからいただいた言葉があって、自分でずっと念じていた」と明かし、「どんな言葉かは心に秘めておきたい」と内分にした。

藤野は自身の役名について「自分の中でこの感情を忘れたくないと思い、名前をいただいた。今後の目標は経験を積んでいく中で見つけられれば」と意気込みを語ると、宮部は「“名前くらいでいいならどんどん使って!”という思い。書き上げられてよかった、作家冥利につきるなと思う」と喜びを口にした。
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長いオーディション期間を経て決定した中学生キャストについて監督は「真っ白になって痛々しいくらい純粋に演じてほしいと思い、子供たちと心中しようと決めた」と決意を表明。最後に「素晴らしい原作に出会い、長い時間かけて全身全霊を注ぎ込んだものが、フィルムに落とし込められると思う。楽しみにしていてください」と作品をPR。藤野も「私たち中学生キャストが前代未聞の学校内裁判を一生懸命演じています。劇場公開を楽しみにお待ちください」と呼びかけた。
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【Story】
クリスマスの朝、雪の校庭に転落死した男子生徒。警察は自殺と判断したが、殺人の目撃者を名乗る告発状が学校に届く。告発された容疑者はクラスメート。過熱するマスコミ報道、無力な学校と親、新たな殺人計画、そして犠牲者が一人、また一人。もう大人たちに任せてはおけない。隠された真実を暴くため、学校内裁判が開廷される―。
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配給:松竹
『ソロモンの偽証 前篇・事件』は、2015年3月7日(土)より、『ソロモンの偽証 後篇・裁判』は2015年4月11日(土)より、全国ロードショー
公式サイト:www.solomon-movie.jp

(C) 2015「ソロモンの偽証」製作委員会

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