日米の超大作をスクリーンで!/今週末公開の映画情報(2014年11月27日号)

★ブラッド・ピット史上最高傑作との呼び声も!今年度、アカデミー賞最有力★
フューリー』 11月28日(金)公開

監督・脚本:デヴィッド・エアー(『エンド・オブ・ウォッチ』『サボタージュ』)
出演:ブラッド・ピット/シャイア・ラブーフ/ローガン・ラーマン/マイケル・ペーニャ/ジョン・バーンサル 他
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(C)Norman Licensing, LLC 2014

主演・製作総指揮ブラッド・ピット、監督は元軍人という異色の経歴を持つデヴィッド・エアー。1945年4月、第二次世界大戦・ヨーロッパ戦線の終結4週間前、たった1台の戦車で300人のドイツ軍に挑む5人の米軍兵士たちの、想像を絶する1日。圧倒的な臨場感とリアリティで描かれる、10年に1度の戦争映画。

1945年4月、ナチス占領下のドイツ。侵攻を進める連合軍に“ウォーダディー”(ブラッド・ピット)と呼ばれる米兵がいた。長年の戦場での経験を持ち、リーダー格の存在であるウォーダディーは、自身が“フューリー(激しい怒り)”と名付けたシャーマンM4中戦車に、3人の兵士と共に乗っていた。ある日、彼の部隊に新兵のノーマン(ローガン・ラーマン)が配属されるが、彼はこれまで戦場を経験したことがなく、銃を撃つこともできない。ぶつかり合いながらも、絆を深めていく5人だったが、ドイツ進軍中に攻撃を受け、他部隊がほぼ全滅してしまう。なんとか彼らの部隊は生き残るが、その先には、死をも意味する過酷なミッションが待っていた。

★世界が認める大傑作漫画、待望の実写映画化★
寄生獣』 11月29日(土)公開

監督:山崎貴(『ALWAYS 三丁目の夕日』『永遠の0』『STAND BY ME ドラえもん』)
出演:染谷将太/深津絵里/橋本愛/東出昌大/大森南朋/北村一輝/余貴美子/國村隼/浅野忠信 他
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(C)映画「寄生獣」製作委員会

世界で高く評価され、一時はハリウッド映画化が発表されたものの頓挫した、岩明均の傑作漫画「寄生獣」が山崎貴監督により日本で実写映画化。脚本は『ALWAYS 三丁目の夕日』やTVドラマ「リーガルハイ」の古沢良太。鬼太郎と目玉のおやじのような新一とミギーのやりとりやVFXを駆使した映像にも注目。阿部サダヲがCGで描かれるミギーの声だけでなく、パフォーマンス・キャプチャー撮影を行い、動きまでも表現している。二部作の後編となる『寄生獣 完結編』は来年4月25日公開予定。
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ある夜、人間の脳を乗っ取って肉体を操り、他の人間を捕食する小さな寄生生物パラサイトが海辺に出現。そのうちの一匹が平凡な高校生活を送る泉新一(染谷将太)を襲うが、脳を乗っ取ることに失敗し右手に寄生することに。謎のパラサイトに寄生され当初は困惑した新一だったが、「ミギー」と名乗るパラサイトと共生する中で、次第に友情に近い感情を抱くようになる。やがて新一の通う高校の教師である田宮良子(深津絵里)に寄生したパラサイトを筆頭に、彼らの前に他のパラサイトが現れ始め、次々と人間へ攻撃をしかけてくる。新一とミギー、幼馴染みの村野里美(橋本愛)はその争いに巻き込まれていく……。

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<関連旧作紹介>

『エンド・オブ・ウォッチ』(2012)
『フューリー』のデヴィッド・エアー監督作品。ジェイク・ギレンホール主演でロス市警の日常、そしてメキシコ麻薬カルテルとの抗争が登場人物の持つカメラ映像を中心としたフェイク・ドキュメンタリー調のタッチで描かれる。デヴィッド・エアーの徹底したリアリズム演出がわかる一本。

『ヒミズ』(2012)
『寄生獣』主演の染谷将太の名を世界に知らしめた思春期映画。「行け!稲中卓球部」などコメディ漫画で知られていた小谷実が発表した思春期の鬱々とした気持ちや葛藤を描いた同名漫画を、鬼才・園子温が映画化し国内外で映画賞を受賞。

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