『疾風ロンド』ムロツヨシ、“同じ服着た”吹替スキーヤーとのエピソード暴露「外人さんから『ナイスゲイ!』って」

映画『疾風ロンド』初日舞台挨拶が26日、都内・丸の内TOEIにて行われ、主演の阿部寛を筆頭に、大倉忠義、大島優子、ムロツヨシ、濱田龍臣、志尊淳、監督の吉田照幸が登壇した。

疾風ロンド

「あまちゃん」の演出家・吉田照幸が監督を務めた本作は、日本最大級のスキー場を舞台に、医科学研究所から盗まれた違法生物兵器「K-55」を追う、スキー下手で頼りない中年研究員と仲間たちの奮闘を描くサスペンス・エンターテインメント。阿部寛扮する20 年以上前に流行ったであろう古臭いウェアに身を包むスキー下手の中年研究員・栗林和幸とともに、ワクチンを捜す手助けをするパトロール隊員・根津昇平を大倉忠義が、現場に居合わせたオリンピックを目指すスノーボードクロス選手・瀬利千晶を大島優子が演じる。ほか、ムロツヨシ、堀内敬子、戸次重幸、濱田龍臣、志尊淳、野間口 徹、麻生祐未、生瀬勝久、柄本明ら実力派キャストが顔を揃える。

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冒頭、大島のセクシーな透け衣装にムロが「それ透けてるのはアリなんですよね!?」とツッコミ。大島が「こういうのなんです!」と笑顔をのぞかせると、他の男性陣が目線を逸らす中、ムロは「僕は見ますけどね!」とにやけ顔を見せ、笑いを取っていた。

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公開初日を迎えた阿部は「この映画は東野圭吾さん原作のサスペンスなんですが、サスペンスながら結構コミカルなので、皆さんそこを用心してほしい。本当に楽しい映画で、スキー場に行った気分で観てほしいですね」とアピール。吉田監督とのタッグに「監督が結構アドリブ好きで、カットをなかなかかけないことが結構ありました。『これは使われないだろうな』と思っていたところをほとんど使ってたんです(笑)」と撮影を振り返っていた。大倉は「大島さんと滑っているシーンで『あいつ(ムロ)付いてきてねぇか?』っていうところがあるんです。そこで(振り向くと)ムロさんが転んでるところが使われてたと思うんですが、あれ実はNGだったんです」と明かす。大島が「あそこ多分計算だと思う」と暴露すると、ムロは「たまたま転んじゃったの!2人が笑っちゃったからNGになったんだよ」と吐露。すると「笑ってないよ」と大倉と大島が答えると、「笑ってたよ〜、2人の顔ちゃんと見てたもん!」と振り回されていた。

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一方の志尊は、現場入りや食事の席で緊張していたことを語りながら「ムロさんが『今日僕と飲みに行ってくれる?』って言ってくださって、いい先輩です!」とにっこり。ムロが「いい先輩だよね〜」と自画自賛すると、志尊は「一瞬天使に見えました」と仲睦まじい様子をのぞかせた。

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そんなムロだが、GoProを使用した大島とのアクションシーンに「(スキーの)技術が足らなくて、残念ながら全部自分ではないんです」と語る。プロのスキーヤーの方に吹替をしてもらいながら完成させたことを明かし、「僕と同じスキーウェアを着てるんですよ。いつも同時に動くので、リフトを2人で乗ったりするんです。同じウェアを着た2人がリフト乗ってたら、下で外人さんから『ナイスゲイ!』って(笑)」と話すと、会場は爆笑の渦に。続けて「滑ってる時も、僕は前向きに走るんですが、その方上手いので後ろ向きでGoProで撮ってるんです。すごいカップル(笑)『ムロさん上手いですよ〜!すごくいいです!』って言われながら、『お前が一番すげぇよ!』って思ってました。同じ服着てカメラ撮ってるし、気持ち悪い光景がしばらく繰り広げられましたよ(笑)」と恥ずかしいエピソードを暴露し、会場中の笑いをかっさらっていた。

映画『疾風ロンド』は全国公開中

【CREDIT】
原作:「疾風ロンド」東野圭吾(実業之日本社)
監督:吉田照幸
出演:阿部寛、大倉忠義、大島優子、ムロツヨシ、堀内敬子、戸次重幸、濱田龍臣、志尊淳、野間口徹、麻生祐未、生瀬勝久、柄本明

©2016「疾風ロンド」製作委員会 ©東野圭吾/実業之日本社

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