イギリスの伝説的ロックバンド“オアシス”初の長編ドキ
94年のCDデビュー以来、アルバム7作品すべてがUKチャート1位に輝き、全世界でCDトータルセールス5,000万枚以上を記録するなど、全世界のミュージックシーンに燦然と輝きながらも、2009年に解散したロックバンド“オアシス”。バンドの中心であるリアム&ノエル兄弟による新たなインタビュー、バンドメンバーや関係者たちの証言、名曲の数々をとらえた貴重なライブ映像、更に膨大なアーカイヴ(写真・記録や資料)に前例のないレベルでアクセスを許可された本作の製作陣たちは、一部をアニメーションによって再現し、ありのままの彼らの物語を紡いでいく。
リアム&ノエル・ギャラガーと共に、『AMY エイミー』で第88回アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞したアシフ・カパディアが製作総指揮、『グアンタナモ、僕たちが見た真実』で2006年ベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞したマット・ホワイトクロスが監督を務める。
映画の冒頭と最後を飾り、ファン固唾の最大の見どころ(聴きどころ)となるのが、伝説のネブワース・ライヴの映像だ。25万人の観客と一体化したライヴシーンでは、オアシス史上最高のセールスを記録したセカンドアルバム「モーニング・グローリー」に収録されている名曲「シャンペン・スーパーノヴァ」がフィーチャーされている。
監督のマット・ホワイトクロスは「オアシスというバンドの歴史において特別で二度と繰り返すことのできない期間というのはネブワース・ライヴまでの3年間なんじゃないかと思う。このプロジェクトは僕にとって、当時へと時空旅行するような感じなんだ。バンドが輝きを放った、2度と戻ってこないあの当時の感覚をもう一度味わえる」と語っている。
本作のクライマックスのひとつとなるネブワース・ライヴは、ノエルの言葉を借りると、「インターネット誕生前の最後の、盛大な人々の集会」。その伝説の2日間が、ライヴ開催から20年の時を越えて、最高の音楽ドキュメンタリーとなって鮮烈に甦る。
映画『オアシス:スーパーソニック』は12月24日より全国公開
【CREDIT】
監督:マット・ホワイトクロス
製作:フィオナ・ニールソン、ジェームズ・ゲイ=リース、サイモン・ハーフォン
製作総指揮:リアム・ギャラガー、ノエル・ギャラガー、アシフ・カパディア
配給:KADOKAWA
©Jill Furmanovksy