広末涼子「命がけで演じたい」/ベストセラー「はなちゃんのみそ汁」が映画化

13万部のベストセラー「はなちゃんのみそ汁」の映画化が決定し、製作発表記者会見が4日、東京・原宿にある東郷記念館で行われた。会見には、主演の広末涼子、滝藤賢一、一青窈、阿久根知昭監督のほか、原作者の安武信吾さん、娘のはなさんが登壇。はなさんが普段作っているみそ汁が登壇者や報道陣に振る舞われた。
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余命わずかの母親が、みそ汁づくりを通して幼い娘に愛情と強さを伝える姿を描いた「はなちゃんのみそ汁」の映画化が決定し、製作発表記者会見が4日、東京・原宿にある東郷記念館で行われた。会見には、主演の広末涼子、滝藤賢一、一青窈、阿久根知昭監督のほか、原作者の安武信吾さん、娘のはなさんが登壇した。
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原作は、がんを患った安武千恵さんが、娘に「命の大切さ」「食の大切さ」を伝えるため、みそ汁の作り方を伝授した実話に基づく家族ドラマで、13万部のベストセラーとなった。脚本を読んだ広末は「泣いているのに笑ってしまう、笑っているのに涙が止まらない素晴らしい脚本。命がけで演じたいと思える本でした」と意気込みを明かした。
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父親の信吾役を演じる滝藤は、本人と面会して「彼を生きたいと強く思った。より時間をかけて深めて、すてきな家族をつくりたいと思います」と語った。千恵の姉・詩穂を演じ、主題歌も担当する一青は「はなちゃんのことを考えて、3時くらいに跳び起きてポロポロ泣いてしまうことがある。劇中、精一杯はなちゃんを愛したいと思います」と思いを明かした。

会見では、はなさんから出演者や報道陣にみそ汁が振る舞われた。広末は「ホッとする味。つい抱きしめたくなっちゃいます」と語り、はなさんは緊張した様子を見せながらも、このときはうれしそうな表情を見せ、会場を和ませた。
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本作は2015年秋より全国公開予定。
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【Story】
25歳で乳がんを患った安武千恵(広末涼子)は、奇跡的に授かった愛娘・はなちゃんのために元気に生きたいと願っていたが、がんが再発してしまう。自分がいなくなった後、はなちゃんが困らないように「自分で生きる力を遺したい」と考えた千恵は、4歳になったはなちゃんにみそ汁の作り方を教える。その5カ月後、千恵がこの世から去った後も、はなちゃんは母との約束を守り、保育園に行く前にみそ汁を作って、喜ぶパパ(滝藤賢一)の笑顔で1日を始めるのだった。

配給:東京テアトル株式会社
2015年秋より、全国ロードショー

(C)イメージフィールド株式会社

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