羽海野チカ原作の国民的人気コミック「3月のライオン」を、『るろうに剣心』シリーズの大友啓史監督が、『君の名は。』の神木隆之介を主演に迎え、連載10年を迎える年に実写映画化した『3月のライオン』が2部作連続公開される。この度、有村架純が本作で初の悪女役を演じ、ランジェリーに身を包んだ大人な女性の雰囲気を醸し出す場面写真が解禁となった。
本作は、幼い頃に両親と妹を交通事故で亡くし、孤独を抱え、すがりつくように将棋を指し続けてきた17歳のプロ棋士・桐山零が、同じ下町に住む三姉妹との出会いや数々の対局から人生を取り戻していくさまを描く。主人公・桐山零を神木隆之介が演じるほか、島田開役に佐々木蔵之介、後藤正宗役に伊藤英明、宗谷冬司役に加瀬亮、川本あかり役に倉科カナ、川本ひなた役に清原果耶、川本相米二役に前田吟、幸田香子役に有村架純、幸田柾近役で豊川悦司、神木扮する零のライバルであり“心友”二海堂晴信役で染谷将太が共演する。前編主題歌をぼくのりりっくのぼうよみ、後編主題歌を藤原さくらが務める。
「第67回NHK紅白歌合戦」で紅組司会を務めあげ、2017年4月から放映のNHK連続テレビ小説「ひよっこ」の主演に決定するなど、今最も輝いている若手女優・有村架純。NHK連続テレビ小説「あまちゃん」(13)で人気を獲得し、数々の映画、TVドラマに出演している有村のこれまでのイメージ「正統派」「清純派」から一変し、本作では初の悪女役に挑んでいる。
解禁されたのは、零の隣でセクシーなランジェリーに身を包み、憂いのある表情を浮かべる有村の姿を切り取った写真。有村が演じるのは、両親と妹を交通事故で亡くした桐山零(神木隆之介)が、引き取られることになる幸田家の長女。プロ棋士を目指していたが、父から「零に勝てないなら無理だ」と諦めさせられ、父と零に愛憎半ばの感情を抱いている役どころだ。有村は、零に罵倒を浴びせ、泣き叫び、プライドが高く気性が激しい香子を熱演し、新境地を切り開いている。
大友監督は「有村さんは、香子の大切な感情をちゃんと捕まえてくれました。基本は親の愛情が違う方向へ向いていくのを横目で見ていた子供の“寂しさ”ですね。零とは血の繋がっていない姉弟だから、危うい関係性がにじみ出ることを期待したのですが、その点もとてもバランスが良かった」と有村を称賛。さらに、父の弟弟子であるプロ棋士の後藤(伊藤英明)を好きになり、微妙な関係を続けている香子について、「後藤の表面的な強さとは裏腹の弱さを許容している部分も描きたかったので、原作のイメージよりもう少し大人の女性に作り上げました」とコメントを寄せている。
映画『3月のライオン』は2017年【前編】3月18日、【後編】4月22日より全国公開
【CREDIT】
監督:大友啓史
主演:神木隆之介 有村架純 倉科カナ 染谷将太 清原果耶 佐々木蔵之介 加瀬亮 前田吟 高橋一生 岩松了 斉木しげる 中村倫也 尾上寛之 奥野瑛太 甲本雅裕 新津ちせ 板谷由夏 伊藤英明/豊川悦司
原作:羽海野チカ「3月のライオン」(白泉社刊・ヤングアニマル連載)
制作プロダクション:アスミック・エース、ロボット
配給:東宝=アスミック・エース
©2017 映画「3月のライオン」製作委員会