劇場版オリジナルアニメ『心が叫びたがってるんだ。』(通称:ここさけ)の実写映画化が発表され、7月22日(土)より全国公開されることがわかった。主演をSexy Zoneの中島健人が務め、ヒロインに芳根京子が抜擢された。
本作のヒロインは、幼い頃に何気なく発した言葉によって家族がバラバラになってしまったことが原因で、喋ろうとすると腹痛が起きてしまい、コミュニケーションは筆談のみ、クラスメイトからは変わった子だと思われている成瀬順。人とのコミュニケーションが苦手で本音を言えないクラスメイト・坂上拓実とともに実行委員に任命された「地域ふれあい交流会」の出し物“ミュージカル”で主役に抜擢された順は、拓実からのある言葉をきっかけに<今まで心に閉じ込めてきた想い>を歌にして伝えようと奮闘していく。
主演は、本作が主演映画4作目となる中島健人。他人に本音で向き合うことが苦手なやる気のない少年・坂上拓実を演じ、今までの積極的で明るいイメージとは異なる新たな役柄に挑戦する。また、幼い頃のある出来事が原因で喋ると腹痛に襲われてしまうヒロイン・成瀬順役には、NHK連続テレビ小説「べっぴんさん」にヒロインとして出演中の若手実力派女優芳根京子が抜擢。「べっぴんさん」(4月1日放送終了)以降、初となる長編映画への出演となる。
中島扮する拓実と付き合っていた過去を持ち、自身の心ない一言で拓実を傷つけたことを後悔し続けている仁藤菜月役には、E-girlsのメンバーで『四月は君の嘘』など話題作にも出演している石井杏奈。野球部のピッチャーで将来を期待された選手だったが肘を故障、負い目から周囲に素直になれない田崎大樹役には、先日、俳優デビューが発表されたばかりの寛一郎。監督を『近キョリ恋愛』『君に届け』などを手掛けた熊澤尚人が務める。『劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』『心が叫びたがってるんだ。』など数々の大ヒットアニメを世に送り出すとともに、原作窓口でもあるアニプレックスが制作・配給を担う。なお、中島らは3月14日(火)に“ここさけ”の聖地・秩父でクランクインしている。
中島健人 コメント
トラウマで言葉を封印してしまった少女(成瀬順)と本音を言わない物静かな青年(坂上拓実)が「心に閉じ込めてしまった本当の気持ち」を、ミュージカルを通して伝える姿に感銘を受け、演劇をやりたい順の心の言葉に拓実がメロディーを添えたことによって順が変わっていく姿に心を打たれました。
大人気のアニメが原作でしたので、お話を頂いた時に思わず身も心も叫びました。
プレッシャーもありますが、作品を最大限リスペクトし原作ファンの皆様、そして本当の気持ちを誰かに伝えたいと思う全ての方々に観て頂けると嬉しいです。
順役の芳根さんを始め、素敵なキャストの皆さんと心を一つにし、最高の作品ができるよう楽しみながら頑張りたいと思います。
芳根京子 コメント
『心が叫びたがってるんだ。』という作品を初めて知ったのは、オファーを頂いてからでした。
撮影現場の合間に原作のアニメを拝見し、「うまく伝えられないことも、歌にすれば伝えられる」という深いメッセージにとても感動し、思わず涙が止まらずにメイクさんに怒られてしまったのが思い出深いです。(笑)
私自身も昔から言いたいことを言えるタイプではなかったので、“成瀬順”というキャラクターに共感する部分も多く、彼女を演じさせていただくことをとても光栄に思います。
言葉をしゃべれないというシンプルゆえに表現の難しい役柄ではありますが、髪の毛もばっさり切って精一杯順ちゃんを演じ切りたいと思います!!
石井杏奈 コメント
台本を読ませていただいた時、温かい気持ちに包まれました。
この物語の中で生きている全員が、どんな時でもキラキラしているように思えて、演じる楽しみが芽生えました。 今、チアダンスやミュージカルの練習をしています。素敵なクラスメイトと、素敵な作品を作り、共に青春を送れるよう全力で挑みます。そしてリアルな気持ちが映像を通して、 皆さんに伝わりますよう、最後まで駆け抜けます! 『ここさけ』、よろしくお願い致します!
寛一郎 コメント
言いたいことが言えないこの世の中、僕自身も心が叫びたがっています。
多分、皆さんも何かしら心が叫びたがっているのではないでしょうか。
若者のトラウマを克服する青春群像劇。
僕も、この映画と一緒に成長していきたいです。同世代の方に、是非観ていただきたいです!
熊澤尚人監督 コメント
多くの方々に愛されている、アニメ映画「心が叫びたがってるんだ。」実写化の監督をすることになり、身が引き締まる思いです。
中島君、芳根さん、石井さん、寛一郎君という、彼ら以外に考えられない、これ以上ない理想的なキャストに恵まれ、撮影が大変楽しみです。
ミュージカル、友情、青春、恋愛……様々な要素が詰まったこの作品を、実写ならではの新しい表現で増幅しながら、原作のテーマである「言葉の大切さ」を、ひとりでも多くのみなさまに届けられるよう、全力で頑張ります。
プロデューサー 日高峻 コメント
私自身も大好きだったこの作品の実写映画化に携わらせていただいて大変光栄な思いです。本当に沢山のファンの方々に愛されている作品ですし、熊澤監督をはじめとした製作陣一同、原作アニメが伝えたかった思いやこだわりを一つ一つ噛み締めながら、丁寧に描いていきたいです。
そのうえで、実写だからこそできる映像表現で新しい「ここさけ」を皆さまにお届けできればと思っています。中島さん・芳根さん・石井さん・寛一郎さんという素晴らしいキャスト陣が、秩父というこの作品に欠かせない舞台で、どうあの4人になりきってくれるのかを今から楽しみにしています。
プロデューサー 斎藤俊輔 コメント
言葉は人を傷つける。でも言葉で人は救われる。情報の多様化によって忘れてしまいそうな「言葉の力」を思い出させてくれる作品です。今回フジテレビさんより実写化のお話を頂いて、作品をより沢山の人に知ってもらえる機会と感じ、アニプレックスも製作に参加することを決めました。監督やスタッフの皆様、キャストの皆様とともに、「ここさけ」らしい実写映画をファンの皆様にお届けしたいです。
2013年8月に劇場公開されたアニメ『劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』は、興行収入ランキング7週連続トップ10入りの大ヒットを記録、実写ドラマもOAされ大反響を呼ぶなど、日本中に“あの花現象”を巻き起こした。
その名実ともにヒットメーカーとなった監督・長井龍雪、脚本・岡田麿里、キャラクターデザイン・田中将賀(『君の名は。』のキャラクターデザインも担当)のチームによる感動青春群像劇『心が叫びたがってるんだ。』。2015年9月19日から公開された本作は、青春時代に誰もが経験したことがあるもどかしい気持ちや、言葉の大切さ、音楽の素晴らしさに多くの人々が共感し、口コミが拡がり、最終興行収入11億円を超える大ヒット。原作・原案を持たず、テレビシリーズ発でもない、完全オリジナル劇場用アニメーション作品が興収で10億円を突破するのは、スタジオジブリ作品・大友克洋作品・細田守作品に次ぐ史上4番目のケースという快挙(2015年11月時点)。第39回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞も受賞した。
映画『心が叫びたがってるんだ。』は7月22日より全国公開
【CREDIT】
監督:熊澤尚人 脚本:まなべゆきこ
出演:中島健人、芳根京子、石井杏奈、寛一郎
配給:アニプレックス
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