★──泣きたい時は、泣いてもいいんですよ──★
『ベイマックス』(102分) 12月20日(土)公開
監督:ドン・ホール・クリス・ウィリアムズ
声の出演:菅野美穂/小泉孝太郎 他
(C)2014 Disney. All Rights Reserved.
日本とサンフランシスコをモデルにした架空の近未来都市サンフランソウキョウを舞台に、家族を失った孤独な14歳の少年と心優しい一途なケア・ロボットの絆や冒険を描いたディズニーの長編アニメーション。原案は日本人ヒーローを描いたマーベルコミックの『ビッグ・ヒーロー・シックス』であり、マーベルコミックの登場人物を主人公とする初めてのディズニーアニメ映画。ベイマックスのつぶらな瞳の丸い顔は《日本の鈴》からインスパイアされている。
幼い頃に両親を亡くした少年ヒロ。彼の味方は、優しさと愛情を惜しみなく注いでくれる兄のタダシひとり。しかし、タダシは謎の爆発事故で帰らぬ人になってしまう。悲しみに深く心を閉ざしたヒロの前に現れたのは、空気で膨らんだ白くて大きな体のケア・ロボット「ベイマックス」だった。ベイマックスの献身によって少しずつ元気を取り戻していくヒロ。兄の死に疑問を持ったヒロは手掛かりを追うが、何者かに襲われ、かろうじて難を逃れる。世界の脅威となる巨悪の存在に気付いたヒロは、兄のために戦う決意をするが……。
★安藤サクラの体当たり演技が光る! 時代に真っ向勝負のボクシング映画★
『百円の恋』(113分) 12月20日(土)公開
監督:武正晴
出演:安藤サクラ/新井浩文/根岸季衣/稲川実代子/早織/宇野祥平/坂田 聡/沖田裕樹/吉村界人 他
(C)2014東映ビデオ
故・松田優作の出身地である山口県で開催されている周南映画祭で、彼の志を受け継ぐクリエイターを発掘すべく2012年に新設された脚本賞「松田優作賞」第1回グランプリを受賞した足立紳の脚本を、『イン・ザ・ヒーロー』の武正晴監督が映画化。松田優作の志を受け継ぐ役者たちによる、女と男の挫折と再生、人間の弱さと強さを真っ向から描いた骨太な日本映画。2014年第27回東京国際映画祭の日本映画スプラッシュ部門で作品賞を受賞。
32歳の一子(安藤サクラ)は実家にひきこもり、自堕落な日々を送っていた。ある日、離婚して子連れで実家に帰ってきた妹の二三子と同居を始めることになるが、折り合いが悪くなり、仕方がなく家を出て一人暮らしを始める。夜な夜な買い食いしていた百円ショップで深夜労働にありつくが、そこは底辺の人間たちの巣窟だった。心に問題を抱えた店員たちとの生活を送る一子は、帰り道にあるボクシングジムで、一人でストイックに練習するボクサー・狩野(新井浩文)を覗き見することが唯一の楽しみとなっていた。ある夜、そのボクサー・狩野が百円ショップに客としてやってくる。狩野がバナナを忘れていったことをきっかけに2人の距離は縮まる。なんとなく一緒に住み始め、体を重ねるうちに、一子の中で何かが変わり始めた。
★鬼才にして巨匠、ロマン・ポランスキーが80歳にしてたどり着いた妖しくもセンセーショナルな世界!★
『毛皮のヴィーナス』(96分) 12月20日(土)公開
監督:ロマン・ポランスキー(『戦場のピアニスト』『ゴーストライター』『おとなのけんか』)
出演:エマニュエル・セニエ/マチュー・アマルリック 他
(C)2013 R.P. PRODUCTIONS – MONOLITH FILMS
「マゾヒズム」の語源となった19世紀オーストリアの小説家ザッヘル=マゾッホの自伝的小説「毛皮を着たヴィーナス」をもとにした戯曲を名匠ロマン・ポランスキー監督が映画化。ポランスキーの3人目の妻でもある女優エマニュエル・セニエがワンダを演じ、彼女に翻弄され、服従することに悦びを見い出していくトマ役を『キングス&クイーン』『潜水服は蝶の夢を見る』のマチュー・アマルリックが務める。第39回セザール賞最優秀監督賞に輝いた、80歳のロマン・ポランスキーが性愛を描く官能的で妖しくもセンセーショナルな世界。
あるオーディションに遅刻してきた無名の女優ワンダ(エマニュエル・セニエ)。自信家で傲慢な演出家トマ(マチュー・アマルリック)は、品位を欠く彼女に強引に押し切られ、渋々演技を見ることに。ところが、演技を始めた彼女は役への理解もセリフも完璧。彼女を見下していたトマは次第にその怪しげな魅力に惹きつけられ、やがて、二人の関係は逆転していく。トマはワンダに支配されることに、これまで感じたことのない悦びを見出してしまう……。
★日本映画界注目のスタッフ&キャストが集結★
『バンクーバーの朝日』(132分) 12月20日(土)公開
監督:石井裕也(『舟を編む』『ぼくたちの家族』)
出演:妻夫木聡/亀梨和也/勝地涼/上地雄輔/池松壮亮/高畑充希/宮崎あおい/貫地谷しほり/ユースケ・サンタマリア 他
(C)2014「バンクーバーの朝日」製作委員会
1914年から41年まで戦前のカナダ・バンクーバーで活躍し、チーム解散から60年後となる2003年にカナダ野球殿堂入りを果たした日系移民の野球チーム「バンクーバー朝日」の実話を、『舟を編む』が史上最年少で第86回アカデミー賞外国語映画部門日本代表作品に選出された石井裕也監督が映画化。ショートを守るキャプテン役の妻夫木聡、エースピッチャー役の亀梨和也、セカンドを守るムードメーカー役の勝地涼、キャッチャー役の上地雄輔、サード役の池松壮亮らが「バンクーバー朝日」チームを演じる。脚本は『八日目の蝉』『おおかみこどもの雨と雪』などの奥寺佐渡子、撮影は『桐島、部活やめるってよ』『そこのみにて光輝く』などで注目を集める近藤龍人。
1900年代初頭、多くの日本人が新天地を夢見て遥か遠くカナダへと渡った。日本人移民たちは過酷な肉体労働や差別、貧困といった厳しい現実に直面するが、そんな中、日本人街に野球チーム「バンクーバー朝日」が誕生する。フェアプレーの精神でひたむきに戦い抜く彼らの姿は人々にとって一条の光となっていく。
★歴史的な前売券売り上げ!★
『映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!』(97分) 12月20日(土)公開
監督:高橋滋春・ウシロシンジ
声の出演:戸松遥/関智一/小桜エツコ/梶裕貴 他
(C)LEVEL-5/映画『妖怪ウォッチ』プロジェクト2014
2013年に発売したゲームをはじめ、コミックやアニメで子どもたちを中心に流行し社会現象となっている「妖怪ウォッチ」初の劇場版アニメ。本作は、シリーズ第二弾となるゲーム「妖怪ウォッチ2 元祖/本家」の公式アニメ化となる。劇場前売券は、創立82年を迎える東宝映画史上最高枚数となる約72万を売り上げ、公開前にして来年冬に劇場版第二弾の公開が決定している。ゲスト声優として、志村けん、歌舞伎俳優の片岡愛之助、AKB48の島崎遥香が参加。
不思議な腕時計「妖怪ウォッチ」を手に入れたことで、周りで騒動を起こす妖怪の姿が見えるようになった小学5年生のケータ。ある日、睡眠中のケータの腕から妖怪ウォッチが突然光を放って消えてしまう。手がかりを探すため祖母の家があるケマモト村に向かったケータは、消えた妖怪ウォッチについてのカギを握る妖怪フユニャンと出会う。ケータは、妖怪ウォッチを取り戻すべく、時を超えて60年前の世界に向かう。しかし、そこには強大な敵が待ち受けていた……。
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<関連旧作>
『アナと雪の女王』(2013)
『ぼくたちの家族』(2014)
監督石井裕也×主演妻夫木聡は『バンクーバーの朝日』で再タッグ。池松壮亮も『ぼくたちの家族』に続いて『バンクーバーの朝日』に出演。