『マスタード・チョコレート』山田菜々、バレンタインの苦い思い出告白「タルトが硬すぎて相手の歯が…」

映画『マスタード・チョコレート』完成披露試写会が11日、都内・シネマート新宿にて行われ、主演の山田菜々をはじめ、太田基裕、染谷俊之、神永圭佑、笹木彰人監督が登壇した。

マスタード・チョコレート

冬川智子の同名コミックを実写映画化した本作は、他人と交わることが苦手なヒロインが美大への受験をきっかけに、“友情”や“恋”というものを意識し始め、ゆっくりと大人になっていくさまを描く。

単独での映画初主演を果たした山田は「無事にこうして映画が完成して、皆さんに観てもらえる日が来てホッとしています」と初主演の重責から解放され一安心している様子。主演抜擢に「ビックリしました(笑)でも、演技をする事が好きなのでとっても嬉しかったです。キャッチフレーズにポンコツ(“ポンコツな少女の恋と成長の物語”)と使用されているのを見て、NMB48に在籍していた時からポンコツといじられていたので、ポンコツで良かったなと初めて思いました(笑)」と山田らしい発言が飛び出し、会場からは笑いが起きる。

一方、山田との共演シーンが多かった太田は「菜々ちゃん演じる津組が本当に愛らしくて憎めない役どころなので、一緒に演じていて自然体でいられました」と振り返り、中でも「海のシーンなんかは素敵な感じになっていると思うので、是非チェックしてほしいです」と2人の距離が縮まる海のシーンは特に印象に残っている様子。

原作を読んだ時の感想を聞かれた染谷は「男性も女性もすごく楽しめる作品だと思いました。(染谷演じる)浅野というキャラクターが普段の自分とかけ離れてもいるし、ちょっと近いような気もするし、共感することが多かったです」とコメント。神永も「日常を感じさせるような内容だったので、映画向きな作品だと思いました」と印象を述べた。

本作は山田演じる津組倫子が美大進学を目指し、通い始めた美術予備校で初めての“友情”や“恋”を経験し成長していくという物語。劇中での津組の奮闘ぶりになぞらえ「人生の中で一番がんばったこと」を聞かれた登壇者からは、「初舞台の時がスゴく大変だったのでがんばったなと思います」(太田)、「中学の時に急遽リレーの選手として出場したとき」(染谷)、「少し潔癖症なところがあるので、宿泊先のホテルに大浴場しかない時はがんばりました」(神永)など様々な回答が続出。

一方の山田は「中学のバレンタインの時に好きな男の子がいて、気合を入れて手作りのタルトを作ったんですけど、タルトが硬すぎて相手の歯が折れたんです(笑)」と暴露。MCから「それでも相手からは美味しかったと言ってもらえましたか?」と尋ねられると、「言ってくれました!優しい男性しか好きにならないので(笑)」と笑いを誘っていた。

最後に山田は「この作品を観てほっこりしていただけるんじゃないかなと思います。恋ってこんなんだったなとか、友情ってこんなにキラキラしていたんだなって思ってもらえる作品になっているので、皆さんがこの作品を心の中にとどめてくだされば嬉しいです」と作品への自信を覗かせた。

映画『マスタード・チョコレート』は4月29日(土・祝)よりシネマート新宿ほか順次公開

【CREDIT】
出演:山田菜々 太田基裕 染谷俊之 神永圭佑 鈴木築詩 灯敦生 池田恵理 ほか
監督:笹木彰人 原作:冬川智子 「マスタード・チョコレート」(イースト・プレス刊)
製作:映画「マスタード・チョコレート」製作委員会
制作プロダクション:オフィスインベーダー
宣伝・配給:ユナイテッドエンタテインメント
公式HP:http://muschoco.united-ent.com/

©映画「マスタード・チョコレート」製作委員会

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