綾野剛『武曲 MUKOKU』乱闘シーンの稽古風景収めたメイキング公開、モスクワ国際映画祭への正式出品決定

綾野剛×村上虹郎共演の映画『武曲 MUKOKU』から、緊迫の乱闘シーンの稽古風景と本番の撮影の様子を捉えたメイキング映像が解禁となった。

武曲

映像は、剣道五段の腕前を持ちながらどん底の生活を送る主人公・研吾(綾野)が、恐るべき剣の才能を持つ高校生・融(村上虹郎)と初めて剣を交えた直後のシーンの撮影風景。油断から融に完璧なまでに一本を取られてしまった研吾は、怒りから融に掴みかかり、周りの剣道部員達を巻き込んで大乱闘を起こす。

研吾が感情に任せて大暴れして高校生達を次々と倒していくというアクションは、動きをひとつ誤れば大きなケガにつながる危険もあるため、“研吾が大暴れする場面”という形を事前に入念に組み立ててから撮影が行われている。映像では、綾野が組み合うことになる部員役の俳優ひとりひとりをリードしながら、動きを丁寧に確認していく様子が確認できる。この乱闘シーンは、過去のあるきっかけから自身の闇に囚われ、感情のままに自暴自棄な日々を送る研吾の自堕落ぶりを捉えた場面だが、融との出会いをきっかけにどのように変化していくのか、ぜひ劇場で確かめてほしい。

また、本作が6月22日(木)から開催される第39回モスクワ国際映画祭にて、特別招待作品として上映されることが決定。2014年(第36回)に『私の男』が最優秀作品賞と最優秀男優賞をダブル受賞した、熊切監督にとってはゆかりの深い映画祭だ。


本作は、古都・鎌倉を舞台に、“師匠と弟子”2人の男の愛と再生を描き出す。母は亡く「殺人剣の使い手」と称されていた父(現・植物人間状態)を持つも、アルコール漬けで自堕落な日々を送る剣道五段の矢田部研吾を綾野剛が、彼の前に現れるラップの作詞に夢中な天衣無縫の高校生・ 羽田融を村上虹郎がそれぞれ演じるほか、綾野扮する矢田部研吾の恋人・カズノ役に前田敦子、研吾とカズノが通う小料理屋の女将・大野三津子役に風吹ジュン、「殺人刀の使い手」研吾の父・矢田部将造役に小林薫、研吾の師である剣道範士八段の僧侶・光邑雪峯役で柄本明が出演する。監督を『私の男』の熊切和嘉が務め、脚本を『そこのみにて光輝く』の高田亮が担当する。

映画『武曲 MUKOKU』は大ヒット公開中

【CREDIT】
原作:藤沢周「武曲」(文藝春秋刊)
監督:熊切和嘉 脚本:高田亮
音楽:池永正二(あらかじめ決められた恋人たちへ)
出演:綾野剛 村上虹郎 前田敦子 風吹ジュン 小林薫 柄本明ほか
公式サイト:mukoku.com

(C)「武曲 MUKOKU」製作委員会

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