高杉真宙、“育ての監督”小林啓一とトーク!役者としての転機は『ぼんとリンちゃん』

俳優の高杉真宙が26日、都内・パルテノン多摩にて開催中の第27回TAMA CINEMA FORUMで行われたプログラム「高杉真宙特集」のトークショーに出席した。

高杉真宙

高杉が出演した映画『ぼんとリンちゃん』『逆光の頃』の監督・小林啓一とともにトークは進行。同映画祭で最優秀新進男優賞を受賞した高杉は「監督とは(『ぼんとリンちゃん』以来)4年ぶり2回目の『逆光の頃』という作品で、このような賞をいただけたことが本当に嬉しくて。監督と撮影させていただいた1ヶ月間が本当に楽しかった。『逆光の頃』で受賞できて本当に嬉しいです!」と笑顔をのぞかせた。

高杉真宙

小林監督は「『ぼんとリンちゃん』の頃の真宙っちは少し幼いよね。ちょっと力の抜けたキャラクターで、もしかしたら役作りなのかもしれないけど」と話すと、高杉も「僕も思いました。『ぼんとリンちゃん』を観ていると声が高くて(笑)『逆光の頃』は声が低くなってて(笑)」と共鳴。2作品の期間での成長をしみじみと実感していた。

高杉真宙

ぼんとリンちゃん』『逆光の頃』で高杉をキャスティングした経緯を聞かれた小林監督は「ニュートラルにいやらしさのない男の子を演じられる、数少ない俳優さんだと思います。(『逆光の頃』では)『ぼんとリンちゃん』を撮っていた頃と比べると、引き出しが本当に増えましたよね。パッと良い演技をするんです!」と絶賛。

高杉真宙

続けて、「頑張ってる姿をあまり見せずに、サラッとやってのける。芸達者というか、影でたくさん努力してるんだなと。嫉妬しちゃうんで他の出演作はあまり観ないようにしてます。『僕の真宙ー!』みたいな(笑)他の作品の予告観るだけでも、だいぶ顔つきも違いますよね!びっくりしちゃった」と、成長し続ける高杉の他の作品での活躍に嫉妬心をのぞかせていた。

高杉真宙

いまや数々の話題作で主役級の存在感を放つ役どころを演じている高杉。これまでの役者人生の中で転機となった作品を問われると「恥ずかしいんですが、『ぼんとリンちゃん』です!」と告白。

高杉真宙

「自分がそこまで作品に関わらせてもらった経験がない中で、小林監督に呼んでいただいたのが『ぼんとリンちゃん』。映画のリハーサルで2ヶ月って、舞台よりリハーサル期間が長いんですよね」と振り返り、「自分にとっては吸収の山というか宝の山だった。成長できる環境でいろいろなものを勉強させていただきました。そんな機会をあの年でいただけたのは本当に嬉しかった。それくらい濃い時間を過ごさせていただきましたね」と述懐した。

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