映画『映画 妖怪ウォッチ シャドウサイド 鬼王の復活』の完成披露舞台挨拶が3日、都内・有楽町よみうりホールにて行われ、上白石萌音、千葉雄大、野沢雅子、ウシロシンジ監督、ジバニャン、ジバニャン(ライトサイド)、鬼太郎が登壇した。
たくさんの家族が足を運び、満席となった会場。子供達の「ジバニャン〜!」の呼びかけで、本作に登場する、ジバニャンが登場すると、可愛いジバニャン(ライトサイド)を想像していた子供達からはざわめきが。黒田崇矢が声を当てる“渋カッコいいジバニャン”に、男の子達からは「かっこいいよ!」と声援が贈られた。続けて、上白石、千葉らが登場すると、今度は女の子達から「千葉さまー!」と歓声が。千葉は「やっほ〜!」と千葉スマイルを見せ、会場を盛り上げた。
本作で、シリーズ前作の主人公・ケータの娘役を演じた上白石は「妖怪ウォッチって言葉を聞かないくらい大人気のアニメなので、まさか娘役をやらしていけるとは」と出演が決まった時の喜びを語り、続けてアフレコを振り返って「頑張って戦う女の子なので、すごく体力を使いました。1回のアフレコですごく汗をかいて、結構痩せました」と全身全霊で取り組んだことを明かした。
また、本シリーズでは初登場となる闇に囚われた少年・トウマを演じた千葉は「トウマ君は13歳なんですよ。僕いま28歳で、13歳の気持ちなんてとうの昔に忘れてしまって(笑)でも、トウマ君は大人びた子なので、気持ちを寄り添って演じました」と語り、ウシロ監督も「トーマ君は、アンニュイな部分から、ヒーローなところまで幅のあるキャラクターで。千葉さんは見事に演じきって頂きました」と太鼓判を押した。
また、本作と夢のコラボを実現させた鬼太郎が登場、「お父さん、お母さんお久しぶりですね」と挨拶し、笑いを誘った。さらに、上白石と千葉にはサプライズで、鬼太郎を長年演じている野沢が登場。2人は驚いた表情を見せ、上白石は「耳が幸せです、テレビ越しでしか聞いたことない声が、ここに…今年1番感激しているかもしれない」と述べ、千葉も「鬼太郎を見て育ったので、お会いできて本当に光栄です」と感動を露わにした。
野沢を交えてのアフレコトークで、千葉は「驚いた声を出す演技で、思わず手が動いて、口に手を当ててしまって、注意されました(笑)」と可愛いエピソードを話すと野沢は「新鮮ですね。すごくいいと思います。2人とも素晴らしいので、このままどんどん声優にチャレンジして欲しいです」と語った。
また、2017年を振り返り「これは妖怪のせいだったのでは?と思うエピソードは?」と聞かれた千葉は「昨日、妖怪ウォッチのことを考えすぎて夢を見まして。ふと目を開けたら天井の左端に黒い影が張り付いてるんですよ。怖くなってベッドから降りようとしたら、その足をグッて掴まれて、はっ!って起きたらそれも夢だったんですけど、妖怪のせいとしか思えなかったです。みんな気をつけてね本当。」と話し、続けて、大人に向けて「あと、お酒を飲みすぎた時は妖怪のせいにしています」と告白し、笑いを誘った。
最後に、ジバニャン(ライトサイド)が野沢にちなんで「俺っちワクワクすっぞ!」と本作をアピール、それは鬼太郎じゃないよ、と会場から笑いと拍手が贈られ、愉快な完成披露試写会は幕を下ろした。
本先は「妖怪ウォッチ」シリーズの主人公・ケータの時代から、30年後の世界を描いた物語。妖怪には「ライトサイド」「シャドウサイド」2つのモードが存在し、妖怪ウォッチに選ばれし者、登場人物を一新し、ジバニャンらお馴染みの妖怪たちは驚きの姿で登場する。さらに、国民的妖怪キャラクター「ゲゲゲの鬼太郎」のキャラクターも参加し、夢の妖怪コラボが実現する。主人公・天野ナツメを上白石萌音が、もう一人の主人公・月浪トウマを千葉雄大がそれぞれ声を当てる。
本作で、30年の時を経て「伝説の猫妖怪」と変貌したジバニャンの声を担当するのは、黒田崇矢。先立って公開された予告編では“渋カッコいいジバニャン”が誕生したと話題になった。さらに、エンマ大王のライバルであり、「妖怪ウォッチ」屈指のイケメンキャラと早くも噂されている蛇王カイラの声を福山潤、初代「鬼太郎」を演じた野沢雅子が今作でも「鬼太郎」を担当し、「ねずみ男」役には、初代「ねずみ男」を演じた大塚周夫を父に持つ大塚明夫がキャスティングされた。
『映画 妖怪ウォッチ シャドウサイド 鬼王の復活』は12月16日(土)より全国公開
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